働いてお金をもらうのは、やりたくないことをやっているから?

大学を卒業して、社会人になったとき。たぶん、入社早々の新入社員研修の時にいわれた言葉です。

「仕事っていうのは、好きなことをやるばかりじゃない。自分がイヤだと思っていることでもやらなきゃいけないのが社会人。給料をもらえるのは、イヤなことをやるからだよ」

当時は、なるほどそうなのか・・・と思いました。

でも、今になってみると、正しいような、正しくないような、賛成できるような、できないような、そのまま素直に受け入れられなくなってきました。

「仕事っていうのは、好きなことをやるばかりじゃない」

これは、その通り。いくら好きな仕事でも、すべてが好きなことばかりじゃありません。たとえば、伝票処理とか報告書の作成とか、いわゆる雑務はあまり楽しくもありませんし、好きでもありません。でも、やらなきゃいけないことです。だから、ここは同意します。

「自分がイヤだと思っていることでもやらなきゃいけないのが社会人」

まあ、これも同じ。たとえば、クレーム処理。あまり楽しいことじゃありませんが、やらなきゃいけません。ですから、これも同意。

ちょっと違うかなと思うのはこれ。

「給料をもらえるのは、イヤなことをやるからだよ」

全面的に否定するつもりもありませんが、今となっては少々違うと思います。

というのは、給料をもらえるのは、やっていることがイヤかどうかで決まるのではなくて、お客さんにお金を払ってもらえることをしたかどうかで決まると思うからです。イヤなことをやっても、それがお客さんのためになっていなければ、給料はもらえないでしょう(実際はもらえますが)。反対に、楽しくやっても、それがお客さんのためになっていれば、胸を張って給料をもらうことができます。

それと、「仕事はイヤなこと」みたいな考えには、賛成できません。たとえ、雑務のような面白みのない仕事であっても、自分の考え方次第で、面白く、楽しくやれるようになるからです。それに、「仕事はイヤなこと」を定着させてしまうと、生産性は上がりません。ずっとイヤイヤやっているわけですから。

もっとも、新入社員に向けての言葉だったので、「社会人になったらすべてがバラ色っていうわけじゃないよ」ということを伝えたかったのだろうと思いますけどね。

それでも、今でも覚えている訳ですから、うっかり変なこともいえませんね。

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