会社を変える、改革をするための3つのステップ

私が、コンサルタントを志したきっかけの一つは、その当時勤めていた会社を、どうしたら変えられるだろうかと悩んだことでした。

それは30歳になるか、ならないかというタイミングでした。このぐらいの年齢は、仕事もそれなりにできるようになり、会社全体のことも分かってくるので、あれこれ不満を持つようになる年齢でもあります。実際は、まだまだ実力も経験も不足しているのですが、そこに気付かず、調子に乗っているような年齢です。

私も、何も分かっていないくせに、「こんな調子で、この会社の将来は大丈夫なのか?」などと考えていました。大まかにいうと、「市場が縮小しているのにその対策ができていない」「社員の年齢構成を見ると、若い人が少なすぎて、自分たちが40代、50代になったときが不安」というようなことでした。

ところが、50歳代の先輩や上司は、のんびりしているように私には見えました。どうせもうすぐ定年だから、20年後、30年後のことなど考えないんだろうと勝手に推測し、このままではダメだと不安になったりもしました。

これは決して私だけではなく、同世代のメンバーで飲んだりすると、そういう愚痴になることがしばしばありました。でも、どうしたらいいか分かりません。どんな手順で、何をしたらいいか、さっぱり分かりませんでした。

企業変革に関する本を読んだりはしましたが、どうもピンときません。改革するのは大変なんだということは分かりますが、どうしたらいいのかが分かりません。それもそのはず、大抵の本は、経営者がどうやって会社を変えたかが書いてあるものだからです。社員の立場でどうしたらいいのかは、さっぱり分かりませんでした。

そんな想いを抱えつつ、あるきっかけから、私はコンサルタント会社に転職しました。どうやったら会社を変えられるのかを学び、自分の力で企業変革できるようになるためです。

いろいろ学びました。しびれるような経験もしました。そして、社員が中心になって会社を変えるためには、こうすればいいというのが見えてきました。大まかにまとめれば3つのステップがあって、それを繰り返しやり続ければ、いつの間にか会社は変わるはず、というものです。この3つのステップの考え方は、社長がトップダウンで会社を変革しようというときにも当てはまります。

前置きが長くなりましたが、その3つのステップをご紹介します。

第1ステップ:仲間をつくる(1人では何もできない)

当たり前過ぎるかもしれませんが、同じ志を持つ仲間をまず1人見つけます。仲間は多い方がいいのですが、最初は、本当に同じ志を持つ仲間に限定して探すことがポイントです。そうしないと、本気ではない仲間が多くなり、このあとの行動がうまく進みません。

何かを変えようとすると、初めはものすごく大きなエネルギーが必要になります。それほど真剣ではないメンバーがいると、やっぱりやめようという後ろ向きの空気が出てきたりするので、最初は、本当に同じ思いを共有できる仲間だけにすることが大切です。

第2ステップ:いきなり大きなことに手をつけず、身の回りでできそうなことに手をつける

ここでのポイントは、”できそうなこと”というところです。”できそうなこと”だと、簡単すぎて燃えてこないかもしれません。人にもよるかもしれませんが、より大きな目標の方がチャレンジしがいがあると思う人も多いはずです。でも、ここではあえて、つまらなくても、やりがいがなくても、”できそうなこと”に手をつけます。

その目的は、きちんとした実績をつくるためです。小さくてもいいので実績をつくれば、周りの人の見る目が違ってきます。何もやらず、何の実績もない状況では、周りの人から「口先だけ」「何を偉そうに」などと、否定的な目で見られる恐れがあります。そうならないためにも、”できそうなこと”でいいので、実際に行動し、実績を上げることが重要なのです。

ここで注意することは、何をやるか決めるときに、今後の改革の方向性に沿ったものにするということです。将来こうしたいというビジョンに、ほんの1ミリでも近づけるような何か、を選択することが重要です。そうしないと、この改革が進んでいっても、描いていたゴールに到達できなくなってしまいます。

第3ステップ:何が何でも成果を出し、次につなげる

やることを決めたら、次は、確実に成果を上げることです。”できそうなこと”に手をつけているので、きちんと実現できるはずですが、とにかく、目に見える成果を上げることにこだわらなくてはいけません。というのは、先ほども書きましたが、この結果がメンバーを増やすことや上司からの信頼につながっていくからです。

そして、成果を出したら、次のステップに向かいます。

もう少し難易度の高いことにチャレンジするためにも、新たなメンバーを探します。場合によっては、上司の許可が必要なこともあるかもしれないので、上司にこれまでの実績をアピールしたり、相談したりすることも必要です。

そして、このあとは、ここまでの3つのステップを繰り返しながら、少しずつスパイラル・アップしていくようにします。

すると、いつの間にか会社の雰囲気も変わり、変革が実現できていましたとさ。めでたし、めでたし。

ということになるのですが、実際にやってみると、もちろん、こんな簡単にはいきません。どこかで壁にぶつかりますし、モチベーションが大きく下がってしまったり、時には、少し元に戻ることもあります。あきらめたくなることもあるでしょう。

でも、「こうしたい」というビジョンがあるのなら、この3つのステップを意識して、それを回していけば、ビジョンに近づきます。

とにかく行動を!

企業を変革したかったら、あれこれ考えることも大切ですが、小さくても一歩踏み出すことの方が、もっともっと重要です。結局、頭でいくら考えても、行動しなければ何も変わらないからです。間違った方向に進んでしまうかもしれないという怖さもあるかもしれませんが、そうしたら修正すればいいだけです。そういうこともあるから、最初は”小さく”始めるのです。

始めてみないと分からないことも多いので、まずはやってみること!

とにかく、一歩前へ踏み出すことが大切です。

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