できる人の共通点

私の仕事では、多くの人と面談します。面談の目的は、会社の状況を見極めるためだったり、その人のキャリアについて知ることだったり、依頼を受けた内容によって異なります。今回は、キャリアについて面談した時の経験を書きたいと思います。
これまでに数百人の方にお話をお伺いしましたが、それだけ話をお伺いしていると、だんだんと特定のパターンがあることに気づきます。
まずは、職種によるパターン。営業、生産、開発、スタッフなど、それぞれの職務によって、考え方やものの見方が違います。もちろん、複数の部門を経験している方もいますから、単純には言い切れませんが、それでも大まかな傾向はつかむことができます。
たとえば、営業の方は、お客様第一。売上を上げることが一番で、極端なことをいえば、とにかく数字さえ上がればよいという面もあります。技術職の方は、やはり技術第一。技術レベルに意識が集中しています。
まあ、当たり前といってしまえば、当たり前のことですね。
他に職種に関係ないところでは、現在重要な仕事を任されている方と、そうでない方の違いです。


重要な仕事を任されている方というのは、大抵、何か自分を見つめ直す機会に直面しています。具体的には、まったく異なる職種に異動したとか、海外勤務になったとか、転職してきたとか、何か大きな環境変化を経験しているのです。その中で、以前の自分の仕事を振り返りながら、よかった点、悪かった点を分析しています。そして、それをその後の仕事に生かしているのです。
また、若いうちは、とりあえず目の前の仕事に打ち込んでいたことも共通しています。その当時は、深いことは考えずに、とにかく打ち込んでいたという方が多いのです。それが、ある程度の年齢になってくると変わってきます。細かくいえば人によって違いますが、大体、30歳代になってからでしょうか。そのころになると、仕事に対する自分の見方が明確になってきて、ただ目の前の仕事に打ち込むだけではなくなってきます。
どうなるかというと、今後自分はどうなりたいかを考えて、何か新しいことにチャレンジしようとするのです。
新しいことというのは、新しい職種であったり、職種は同じでも違う分野だったり、何か資格を取ることだったり、内容は人それぞれです。でも、共通しているのは、ちょっと先を見据えた上で、今何をするべきかを考えて、自ら行動しているのです。
このような方でも、30歳前くらいまでは、会社側から与えられるままに仕事に打ち込んでいる受身の状態です。ところが、30歳を超えた当たりから、自分から能動的に行動するように変化していくのです。
もちろん、会社の仕事ですから、自分の意に反する異動や担当替えもあります。でも、このような方は、そんなことも受け入れながら、自分の目指す方向に向かっていくのです。環境の変化が逆風であっても、それに負けていないのです。
さて、では現在あまり重要な仕事を任されていない人はどうでしょうか。
ちょっと似たところもありますが、やはり、大きく違っています。
共通しているのは、やはり30歳前ぐらいまでは、会社から与えられた仕事をやっていること。ただ違うことは、とりあえず目の前の仕事をやっているだけで、それに打ち込んでいるわけではないということです。いい加減にやっているというわけではありませんが、まあ、こなしているという感じでしょうか。
そして、大きく違ってくるのは、30歳を超えてから。現在重要な仕事を任されている方が、能動的に行動していったのに対して、こちらの方々は相変わらず受身のままなのです。たまたま自分のやりたい仕事に巡り会えば、それなりに一生懸命やるようですが、そうでなければ、まあこなしておこうという程度ですませています。
そんな状態が続いていれば、重要な仕事を任されていないことも当然といえるでしょう。
ただ、仕事を一生懸命やっていればそれで良いかというと、それも違っています。なぜならば、現在、重要な仕事を任されている方の一生懸命と、重要な仕事を任されていない方の一生懸命は、質が違うからです。前者の一生懸命は、自分のためと会社のためであるのに対し、後者の一生懸命は、自分のためだけという違いです。
できる人は、自分がその仕事にやりがいを見いだすと同時に、会社からの要望、使命などを理解して、その上で一生懸命仕事に打ち込んでいます。逆に、もう一方の方は、単に自分が楽しいからその仕事に打ち込んでいるだけなのです。いってみれば、ビジネスではなく、趣味のようになっているのです。
もっとも、趣味のように仕事に打ち込んでいたとしても、うまくいくときはうまくいきます。ただ、それは、たまたまその人の方向性と会社の方向性が合致したときです。しかしながら、いつもそううまくいくとは限りません。その人は一生懸命やっているにもかかわらず、会社としての成果には結びついていないということもあるのです。
まとめると・・・
若いときは、とりあえず、目の前の仕事を一生懸命やること。とりあえずこなすとかではなくて、トコトン仕事にのめり込むこと。
そして、ある程度仕事が分かってきたら、将来のことを考えて、自らキャリアを作るように努力すること。環境変化に負けずに、自分で人生を切り拓くように努力すること。
さらには、自分がやりたいことを一生懸命やるだけではなく、組織の使命とあわせるようにすること。
そうすれば誰でも、重要な仕事を任される、できる人になれるはずです!
「確かにそうかもしれない」と思われた方は、是非、試してみてください。絶対に損はないと思いますよ。

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