印象に残るCM

携帯電話で迷惑なのは、やはり、電車の中で大声で通話すること。これについては、どうして車内でのおしゃべりはよくて、電話はいけないのかなどと議論されたりしていますが、やはり、一方の会話しか聞こえず、意味が分からないのでよけい苛立つのでしょうか?

それに関連しているのかもしれませんが、携帯での通話は、何を話しているのか、ついつい聞いてしまっているようです。今思い返せば、車内で誰かが普通に会話している内容は記憶にありませんが、携帯の通話は何となく印象に残っています。一方の会話しか聞こえないことで、つい気になって、耳がダンボになっているのかもしれません。

そういえば、かつて、私の会社に声の大きな、元気な女性がいました。私が、大変お世話になった方です。いつも元気に、大きな声で会話しているので、その方がいるかいないかは、一目瞭然、いえ、一耳瞭然でした。

その方は、いつも事務所中に響き渡るような声で話をしているので、普通に考えれば、かなり気になるはずです。ところが、意外に気になりません。逆に、その方が小声でコソコソ話をしていると、途端に気になり出します。いつも大きな声の女性が、時々、密やかに話をしていると、通常より静かなはずなのに、気になって仕方がないのです。

当然、話の内容も、大声で話をしているときよりも、覚えています。何か秘密の話をしているのだと思いますが、ちっとも秘密になっていないのです。

人間というのは、何か違和感があると、すごく印象に残るようです。携帯電話の通話も、普通ならキャッチボールのようになる会話が、片方しかないので、どこか妙で、違和感があります。先の女性の場合も、通常なら大声なのに、突然小声になると違和感があります。だから、印象に残っているのです。

これを広告などに応用すると、強い印象を残すことができます。

そういえば、最近のテレビCMで、動きが止まっているものがあります。テレビですから、通常は動画ですが、そのCMは、写真が何枚か切り替わってストーリーを構成しています。ちょうど、漫画のような感じで、写真が切り替わっていき、そこにセリフが入ります。普通なら動くはずのCMなのに、動かないので印象に残ります。

でも、だからといって、多くの人が真似し出すと、ちっとも印象に残らなくなります。すると、また別の方法で、印象に残ることをやろうとするのです。

これでは、結局いつまでたっても終わりがありません。終わりがないのは仕方がないと思いますが、何となく無駄な努力のような気もします。

単発で目立つことが目的でないのなら、前にも書いたと思いますが、一貫性が大切です。継続的に、一貫性のあるメッセージを発することで、長い目で見ると強い印象を残すことができるわけです。もちろん、マンネリにならないように注意することも大切です。

マンネリにならずに、一貫性のあるメッセージを発信し続ける・・・

これは、結構難しいことかもしれません。

さて、中小企業の場合は、テレビCMなど関係ないと思われるかもしれませんが、この考え方は、他の広告などにも応用できます。一度、自社の広告をチェックしてみてはいかがでしょうか。

Follow me!

[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)