塾嫌いの塾講師
以前に書いたと思いますが、私は大学時代、塾講師をしていました。
やり始めたきっかけは、時給が高かったから!
それ以外の理由はありません。
強いていえば、自宅からすぐ近かったから、というぐらいです。
実は、それまでの私といえば、塾に足を踏み入れたことすらありませんでした。
塾は嫌いでしたから。
単に勉強が嫌いということもありますが、塾といえば、「単に試験の点数をとれるようにするところ」というようなイメージがあって、好きになれなかったのです。
どうしてそんなイメージになったかというと、私の小学校の頃は、まだ塾に通う子供は少なかったからです。通っているのは、私立の中学を目指す人だけ。
その中には、学校で習うことを塾であらかじめ勉強していて、授業中に知ったかぶりをする嫌な奴がいたりしたのです。
そのため、塾のイメージは悪くなりました。
でも、自分が塾で教えてみてイメージが変わりました。
いい点数をとるために一生懸命努力するのもいいことだと思いましたし、いい点数をとることは、その子の自信にもなるんだなと思いました。
最初は、やる気もなく、面倒くさそうにやっていた子が、だんだんと一生懸命勉強するようになる。
その変化を見ているうちに、塾もいいものだと思うようになったのです。
以前は、塾は、詰め込み教育の最たるものであり、必要悪だと思っていました。でも、やっているうちに、そうでもないなと思い始めました。
今思うのは、塾は嫌いだからと、最初から敬遠しなくてよかったなということです。
食わず嫌いのままだったら、たぶん、今頃こんな仕事はしていないでしょう。
塾で教えていたときの充実感や喜び。
それが忘れられず、今の仕事につながっています。
人生、何がどうなるか分からないものです。
そういえば、かつての自分は、研修は嫌いでした(苦笑)
「この忙しいのに、どうして研修なんて受けなきゃいけないの」
そう思っていました。
心してかからなきゃいけませんね。
少なくとも、研修終了後は、受けてよかったと思ってもらえるように。
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