信頼とコミュニケーション

組織では、信頼とコミュニケーションが大切だ。

経営の話をしていると、よく耳にする言葉です。

私も、とても大切だと思っています!

何せ、“シンコムパートナーズ”とは、“シンライ”と“コミュニケーション”をくっつけたぐらいですから。

何で、そうしようと思ったのかというと、独立する前までのコンサルタントとしての経験と社会人としての経験を振り返ってみると、この2つがうまくいっていれば、組織の問題はほとんど解消すると思ったからです。

たとえば、取引先からのクレームも、必要なことが担当者間で伝わっていなかったからということがあります。コミュニケーションがしっかりできていれば、クレームにはならなかったのです。

組織内には、小さなチームがたくさんできますが、チームワークがしっかりできていれば、効率よく仕事を進めることもできます。反対に、チーム内の信頼関係ができていないと、内部の調整に手間取って、本来の仕事が手に付かなくなったりもします。

もっとも、売上が伸びないということについては、信頼とかコミュニケーションでは、直接的にはどうにもできません。でも、お互いが信頼しているチームは、居心地がいい反面、とても厳しい面もあります。やることをやっているときは居心地がいいけれども、さぼっていたりすると、誰も許してくれない厳しさがあるということです。そのようなチームは、あるスパンで見れば、きちんとした数字をあげているものです。

ですから、信頼とコミュニケーションが大切なのです。もちろん、この2つだけで、すべてを語り尽くすというのは強引ですが、かなりの部分は、この2つがしっかりしていれば、企業はうまくいくのです。

でも、これは、言葉でいうほど、簡単なことではありません。

たとえば、コミュニケーション。

話をしていれば、コミュニケーションしていることになるのかといえば、そうではありません。よく会話をしていたとしても、単なる業務連絡だけでは、コミュニケーションができているとはいえません。

また、上司が「部下とはよく話をしているよ」という場合、その多くは、上司が一方的に話をしているだけで、部下の話は聞いていないものです。これも良好なコミュニケーションではありません。

本当にいいコミュニケーションができている場合には、お互いに本音で話ができます。もちろん、親しき仲にも礼儀ありということは大切ですが、礼儀はわきまえつつも、お互いに遠慮のない意見を交わすことができています。

しかし、その状態になるまでは、当たり障りのない範囲でしか話をしません。本音で交流できるようになるまでには、少し時間がかかります。また、時間だけではなく、本音で交流できるような工夫が必要になります。

それをやらないでいると、溝ができてきます。

当たり障りのない話しかしていないときは、特に問題を感じないかもしれません。

社内で何も問題が発生しないときには、コミュニケーションの問題もクローズアップされません。

でも、良くも悪くもない状態というのは、たいていの場合は、やや悪い方向に向かって進行していることが多いのです。

そして、溝の存在が明らかになったときには、もう、それを埋めることは困難です。

それを防ぐためには、上の立場の人間が、積極的に部下の話を聞く努力をすることが大切です。

本音を言ってくれるまでには時間がかかります。

本音が言える雰囲気を作るまでにも、時間がかかります。

時間をかけても、やり方次第では、本音を言ってくれる雰囲気にはなりません。

上下関係とか、教えてやろうとか、そのような考えは捨てる必要があります。

まずは、ありのままの相手を受け止める。

評価せずに、ありのままの相手の言い分を聞いてみる。

頭ごなしに、説教してしまうようでは、一生本音は言ってもらえないでしょう。

そうすると、ちょっとした溝ができて、徐々に深く、大きな溝になっていくのです。

症状が見える前、末期症状になる前に対処する必要があります。

症状が出てから慌てても、すでに手遅れです。

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