ブランド戦略とロゴマーク

ある社長の話です。

「以前、高いお金を出してコンサルタントに頼んだことがある。しばらくは、いろいろ社員に話を聞いたり、何かやっていたみたいだが、あんまり効果が無かった。結局、残ったのは、立派な会社のマークだけ」

詳しい状況は分かりませんが、要は、「高い金を払ったのに、マークしかできなかった(無駄な出費だった)」ということでしょう。

それで思い出したのが、ブランド=ロゴマークというような考え方です。よくあることですが、ブランドを構築するとなると、ロゴマークや会社のシンボルマークをつくったり、名詞や封筒のデザインを統一するなどの見た目の改革が始まります。

最初は、会社の中でも何かが変わるのじゃないかと期待が高まったりしますが、しばらくすると、「封筒が変わっただけだったね」などという声が・・・

形から入ることが大切なときもありますが、形だけで終わってしまっては意味がありません。立派なマークだって、中身が伴わなければ、輝きもあせてしまいます。

おそらく、そんなことは多くの方が分かっていることだと思います。それなのに、未だに、ブランド構築=デザインの統一というような考え方が見られたりするのです。

もちろん、同じ会社の人間にもかかわらず、違うデザインの名詞を出されたりすると、この会社は何も考えてないなと思います。しかしながら、繰り返しになりますが、デザインを統一すればブランドができると考えるのは、あまりにも安易な考え方です。

確かに、ロゴマークや会社のシンボルなどは、とても重要です。それらのマークのイメージで会社のイメージが決まってしまうこともあります。確かに、重要なことなのです。

でも、結局は中身が伴っていないと、すぐに見破られてしまいます。また、イメージだけでは、強いブランドにもなりません。

最悪なのは、見た目のイメージの良さで好印象を持ち、その後、実際に商品を買ったり、サービスを受けてみたりして、その結果にがっかりしてしまうこと。最初の印象がいいだけに、その後の悪いイメージが強烈に残ります。

そのような悪い印象をぬぐい去るのが至難の業であることは、誰もが承知のこと。デザイン面だけを先行させることは、危険を伴うことでもあるのです。

ところで、冒頭の社長さんの会社ですが、その後、自力で社内改革を進めて、順調に業績を伸ばしているそうです。

ちなみに、社長の話に登場したコンサルタントは私ではありませんので、念のため。

Follow me!

[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)