品質管理

最近、注目されている話題の一つに、某食品メーカーの品質安全問題があります。材料の消費期限を無視して使用したり、食中毒が起こったことを隠蔽したりなど、いくつもの問題が指摘されています。

食中毒について公表しないということについては、経営陣の判断でしょうから、一社員の立場では、どうすることもできないかもしれません。ただ、安全基準に基づく作業という点については、経営陣の判断以前に、一社員として対処できる問題です。

外部からは見えませんが、社員の中には、そんなことをしてはいけないと考え、正しい行動をとろうとした人もいるのかもしれません。ただ、結果から見ると、そのような社員よりも、「まあ、いいか」というようないい加減な判断で、基準を無視してきた社員が多いというように見えます。

もっとも誰か一人が、こっそりとそのようなことをやったとしても、同じような結果になるので、人数の問題については、判断が難しいところです。

ただ、組織全体に「品質の基準、安全衛生の基準は厳守しなければならない」ということが浸透していないということは、間違いなくいえることだと思います。

こういうことが起こると、「再度、品質基準を徹底する」とか、「管理体制を見直す」とか、「チェック体制を強化する」などという対策がでてきます。もちろん、それらの対策は大切です。しかしながら、いくら基準を徹底しようが、チェック体制を強化しようが、社員たちが、そのことを心の底から大切なことだと思い、絶対に守らなければならないと感じるようにならなければ、完全に徹底されるということはないでしょう。

要するに、管理のプロセスやルールを厳重にしてみたところで、上からの押しつけでは、浸透はしないということです。社員一人一人が、そのことの重大さを理解し、自分自身がそうするべきだと思わなければ、いつかまた同じことが起こる可能性が高いと考えてよいでしょう。

そんなときにやるべきなのが、社員全員に対する心の教育だと思います。管理体制やチェックプロセスを徹底するという研修をするのではなく、安全衛生や品質の問題がいかに大切か、心の教育を行うのです。

心の教育を行うとは、おかしなことを言い始めたと思われるかもしれませんが、人間は押しつけられたことはすぐに忘れてしまい、それまでの習慣に簡単に戻ってしまうものです。そうならないためには、心で感じさせなければならないのです。

で、そのときにやるべき「心の教育」というのが、自社のブランド力を高めることに大きな意味を持っているのですが、書き始めると長くなるので、詳細は別の機会に書きたいと思います。

Follow me!

[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)