お菓子のホームラン王は?(2)

さて、最近プロ野球のファンになった人は、ホームラン王といえば誰と答えるのでしょうか?

もしかすると、誰もが認めるホームラン王というような存在は、現在のプロ野球界にはいないかもしれません。強打者、ホームランバッターということであれば、いろいろな選手の名前が挙げられますが、「ホームラン王といえば」というような、ホームラン王の代名詞のような存在はいないようです。

しかし、かつては、ホームラン王といえば、王貞治選手(当時)でした。今は、ソフトバンクの監督ですが、かつては読売巨人軍の4番バッターとして、一本足打法でホームランを量産していました。

調べたところによれば、1962年から1974年まで13年連続でホームラン王に輝いています。1975年は、田淵選手にその座を奪われますが、1976、77年には再びその座を奪い返し、通算して15回もホームラン王に輝いています。

さて、今日の話は、プロ野球のホームラン王についてではなく、お菓子のホームラン王についてでしたね。

それにもかかわらず、王さんの話を出したのは、お分かりの方も多いでしょうが、そのお菓子のCMに出演していたのが、王さんだったからです。

な~んだ、ホームラン王つながりね・・・

そんな、冷めた見方をする方もいらっしゃるかもしれません。このような手法は当たり前のように使われていたりするからです。

ただ、ここでの重要なポイントは、継続性です。

その意味には2つあります。メーカーが継続して王さんをCMに使ったこと、王さんが継続してホームラン王だったことです。

CMで有名人を起用することは日常茶飯事ですが、一貫して同じ人を使い続ける場合と、そのときに話題性の高い人を起用する場合があります。

一貫して同じ人を使い続けると、イメージが固定化しますので、ブランド作りには有効です。ただ、その固定化するイメージがマイナスに作用しないことが条件です。マンネリ的に捉えられたり、一時代前のイメージを持たれてしまうとマイナスになることもあります。ただ、ブランド作りには、一貫性・継続性が必要です。キャラクターを変える場合にも、それまでのイメージを壊さないようにすることが大切です。

逆に、そのときに話題性の高い人を起用することを続けていくと、ブランドは作りにくくなります。年末になると、今年の流行語大賞とか、ブームになった商品・サービスなどが話題になります。それを、数年前からざーっと見てくると、いかに毎年毎年変化しているかが分かります。

ということは、当然、そのとき話題性の高い人というのも変わってくる可能性が高いのです。話題性が高いので、そのときは注目されるでしょうが、でも、注目されているのはキャラクター(タレント)であって、宣伝しようとしている商品でなくなってしまうこともあります。さらに、毎年キャラクターが変わるので、イメージも定着しにくくなってしまうのです。

というわけで、継続してホームラン王だった王さんを、継続してCMに起用し続けることが、ブランド作りに貢献していたということです。継続することによって、「ホームラン王」というイメージを定着させることができたわけです。

また、一貫性という意味では、ホームラン王つながりというところが、よかったわけです。ただ、繰り返しになりますが、その年だけのホームラン王ではダメで、継続してホームラン王だった王さんを起用したからできた、ということでもあります。

もっとも、王さんのような人は、起用したくても起用できないということが、大きな問題だとは思いますが。

重要なのは、一貫性と継続性を忘れないことだと思います。

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