会社への誇りを持たせる

最近は、終身雇用も崩壊し、転職も当たり前になってきました。と、世間ではいいますが、以前に比較すると増えてきたということであって、全体の割合からすれば、自ら積極的に転職する人ばかりとはいえないでしょう。

人にもよるのでしょうが、なんだかんだいっても、永年勤めた会社には愛着もあるし、何も問題がなければ、同じ会社で働きたいと思うのではないでしょうか。

極論すれば、自ら積極的に転職する人は、元の会社に何らかの不満を抱えているわけです。いくら円満退社であったとしても、何もなければ他の会社に行くことはないでしょう。

たとえば、私の場合、「自分のやりたい仕事(コンサルティング)ができるから」という理由で、初めての転職をしました。この理由は、一見すると、「元の会社は悪くないのだけれども、どうしても他にやりたいことがあるので、仕方なく転職する」というように見えます。

しかし、表現を変えれば、「今の会社じゃやりたいことができない」という否定的な内容にもなってしまうのです。もっとも、私が転職した理由は、それだけではありません。大きな不満があったわけではないのですが、やはりどこかに不満があったのでしょう。

その一つが、どうも自分の所属している会社に誇りを持てないことでした。組織の内部にいると、どうしても、よい面よりも悪い面に目が行ってしまいます。そのため、胸を張って○○社の社員だといえない自分がいたのです。

よくよく考えてみれば、良い会社なんですが、でも何かが気になったのです。ちょっとしたことでも何か気になり出すと、それが重大な問題のように思えてしまうことがあります。ちょうど、そのような感じだったのです。

このようなことは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。転職しないまでも、「うちの会社は・・・」というような愚痴が出てしまうような経験です。

こうなってしまう原因は、先ほども書きましたが、内部の人間は悪い面に目が行きがちであるということがあります。でも、それだけではありません。企業のトップが、その会社の良さを、しっかりと社員に伝えていないという原因もあるのです。

トップがしっかりと伝えないから、社員は自社の良さが理解できない。こんなことを書くと、反論したくなる方もいらっしゃるでしょう。

「自分の会社なんだから、いちいち説明はいらないだろう」

そのように思われる気持ちも分かりますが、自社の良さというのは、意外に分からないのが普通ではないでしょうか。ちょうど、自分の長所が分かりにくいのと同じです。

ですから、経営者は、社員たちに自社の良さを積極的にアピールして、会社に対して誇りを持たせることが大切だと思います。そうすれば、会社を辞める人も減るでしょうし、仕事に対して、より積極的になるでしょう。もちろん、会社に誇りを持たせればそれだけで良いというわけではありませんが。

突然話が変わりますが、これはブランド作りにも大切です。自社のブランドの良さを、積極的に社員に伝える。まずは、社員を自社ブランドのファンにするということです。そうしなければ、お客様にも魅力が伝わらないということですね。

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