効率性重視は、本当に効率的か

何だか、訳の分からないタイトルですが、ちょっと疑問を持ってしまうのです。

たとえば、「ブランド力を強化したい」と多くの人がいいます。なぜ、そうしたいかといえば、ブランド力が強化されると、他社との競争で優位に立てるからです。固定客が増えたり、安売りをしなくても済んだり、様々なメリットがあります。

このことについては、多くの方が同意してくださるでしょう。その証拠に、多くの方が「ブランド力を強化したい」といっています。

ここでタイトルの疑問に戻るのですが、ブランド力強化は効率的といえるでしょうか?

私が思うに、強力なブランドができてしまえば、確かに効率的な経営ができると思います。ブランド力がないよりは販売が楽だったり、価格が維持できたり、販売コストが減少したりするからです。ただ、強力なブランドを作ることは、効率的ではないと思います。なぜなら、緻密な計算や戦略性が必要ですし、ブランドを構築するために多くの時間、労力がかかるからです。

でも、できてしまえば、ある意味では効率的な経営ができるのです。

逆に、常に効率を重視した経営はどうでしょうか。

効率を重視しているのですから、効率的に決まっているようですが、実はそうでもありません。効率ばかり重視されると、魅力がなくなってしまうものも多いからです。効率性重視でビシッと決まっているものよりも、どこか抜けているというか、何か無駄があるようなものの方が、魅力を感じたりすることはないでしょうか。

ブランドものなども、ある意味では、無駄というか、よけいなものがくっついているといっても良いでしょう。でも、そこに魅力があったりするのです。そして、その結果として収益性が高くなったりするわけです。

他にも、過剰ともいえるようなサービスをして、一見すると効率性は無視しているように見えるのに、収益性が高いということもあります。逆に、そのような過剰なサービスをやめて、効率性を重視したら、顧客離れが進んで収益性が落ちるということもあります。

これは、人が商品やサービスにお金を出すという行動は、論理的ではないことと関係しているのかもしれません。だから、論理的な計算で効率性を重視すると、人の心が離れて収益性が悪化することもある、と。

結局、内部の作業などは効率性を重視することも大切ですが、できあがってきた商品、顧客へのサービスは、効率性だけでは不十分だということではないでしょうか。

もっといえば、消費やサービスが効率性だけでは不十分ということは、それを生み出す人や組織も、効率性だけではいけないのです。社員の心に余裕がなければ、できあがった商品や提供するサービスも余裕のないものになると考えられるからです。

「効率重視も、ほどほどに」

ということでしょうか。

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