家電量販店 vs 書店

家電量販店といえば、熾烈な競争を繰り広げています。その相手といえば、もちろん、家電量販店。○○カメラなどと、一見するとカメラ屋に見える名前の会社もありますが、それらも含めて、家電量販店同士の争いです。

一方、書店はといえば、アマゾンなどのネット通販が普及してきた影響や、大型店の台頭で、街の本屋さんは苦しい状況にあるようです。

どちらの業界にかかわらず、競争は激しいものです。

さて、今日のタイトルは、「家電量販店 vs 書店」

あまり、直接対決するような業種・業態とはいえないかもしれません。でも、ちょっと気になることがあったのです。

それは、ある駅ビルのテナントのこと。

その駅ビルには、家電量販店と大型書店が同じ階にあります。その家電量販店では、家電からパソコン、携帯まで幅広く取り扱っています。当初は、パソコン関連の書籍も豊富でした。かなりの面積を使って、販売されていました。

ところが、先日のこと。

パソコン関連の書籍を見ようと、その家電量販店に行ってみると、書籍の販売場所がなくなっています。正確にいうと、なくなってはいなかったのですが、一瞬なくなってしまったのかと思いました。それほど、面積が小さくなっていたのです。

そういえば、1ヶ月ほど前に来たときも、売り場が縮小されたと感じたことを思い出しました。恐らく、このまま販売をやめるのでしょう。

では、それはなぜか。

真実は、店の人に聞かなければ分かりません。これからの話は、私の勝手な憶測です。

書籍の販売をやめることになったのは、同じ階にある大型書店の影響でしょう。大型書店の方にも、豊富にパソコン関連の書籍があるからです。

思い返せば、この大型書店は、最初から大型だったわけではないのです。何だか分かりにくい表現ですが、最初は、もっと店舗面積が小さかったのです。ところが、ある大型店舗が立ち退いたのをきっかけに、場所を移転して、今のような(といっても分からないと思いますが)大型書店になりました。

そして、それから家電量販店の書籍販売のスペースは減り始めました。

なぜか。

書店が大型化するのと同時に、パソコン関連の書籍も充実し始めたからです。

さて、問題なのは、「パソコン関連」の「書籍」を購入しようというときの、消費者の行動です。「パソコン関連」を扱っている家電量販店に行くか、「書籍」を扱っている書店に行くか。

さて、どちらでしょう?

これまた人によって違うので、一概に決めつけることはできません。

私の場合でいうと、かなり専門性の高いものになると、パソコン関連の店に行きます。ただし、その場合は秋葉原にあるような大型専門店に行くでしょう。そこにしか置いてないと考えるからです。

それ以外の場合は、とりあえずは、書店に行きます。扱っているものがパソコンだろうが、テレビだろうが、楽器だろうが、車だろうが、本を見るなら本屋に行くということです。

店の側からすると、パソコンを扱っているのだから、パソコンの書籍も置いてみようと考えたくなります。しかしながら、買う側からすると、どんなジャンルであっても書籍は書籍。雑誌は雑誌。

書籍や雑誌なら、書店に行こうと考えるのです。

販売する側からすると、関連しているものだから売れるだろうと考えても、顧客の側はそうは考えません。

それでも、ライバルが弱いときは、勝負になります。先の家電量販店も、初期の頃は、書店のパソコン関連の品揃えが不十分であったため、勝負できていたのでしょう。

ところが、専門性を持ったライバルが力を持ってくると、勝負にならなくなるのです。

売上を拡大したいからといって、むやみに商品の幅を広げることは、得策ではないことも多いということですね。

<今日のポイント>
自社の視点ではなく、顧客の視点で考えることが大切。
むやみに品揃えの幅を広げることは、特徴を弱める結果になる。
自社の強みは何か。それを見極めて、強化することが大切。

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