グローバル・メディア・スタディーズ学部
電車で移動中のこと。
何気なく外を見ていたら、ある大学の看板が目に留まりました。今さら大学受験でもないし、子供がそろそろ大学生というわけでもないので、あまり興味はありません。
でも、駅で止まったところからよく見えたのです。
何気なく見ていると、文学部、経済学部、経営学部・・・と、学部が羅列されています。その中に、他とは違って異彩を放つ学部が一つ。
グローバル・メディア・スタディーズ学部?!
何だそりゃ?!
帰ってきてから、ホームページで調べてみますと、次のようなことを学ぶ学科だということです。
「メディアとコンテンツの本質を理解し、地球規模の問題を、創造的に解決できる人材を育成します」駒沢大学のホームページより
地球規模の問題を創造的に解決!?
大したもんだ!!
しかし・・・
私の頭では、理解できません。
どうして、メディアとコンテンツの本質を理解すると、地球規模の問題を創造的に解決できるのでしょう???
そもそも、地球規模の問題って何?????
おそらく、他にも理解できない人がいると思うのですが・・・
いくら構想が立派でも、伝わらなければ意味がありません。もう少し、分かりやすく説明して欲しいと思います。
さらに。
文学部、経済学部、経営学部・・・と、どこにでもあるような学部名が並ぶ中で、突然、「グローバル・メディア・スタディーズ学部」はないでしょう。
漢字とカタカナの違いも何か違和感がありますし、長さの違いがさらに違和感を増幅しています。なんだか、とってつけたように思えるのは、私だけでしょうか。
もっとも、いずれにしても、私には関係のないことですが・・・
しかしながら、何かの名称という意味では、誰もが気をつけるべきでしょう。何か違和感が残るものを放置しておくと、全体の印象も悪くなるからです。
ちょっとした違和感にも注意。
さもないと、ブランドが崩れます・・・
<今日のポイント>
説明は、誰にでも分かる言葉で分かりやすく。
名前をつけるときは、そのほかのものとも整合性を。
あえて目立たせるつもりでなければ、他と似たような名前の方がバランスがとれる。
違和感を残すと、全体の印象が悪くなることもある。
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