ブランドを築くためのイメージづくり
ブランド力を高めるためには、ブランドのイメージをしっかりと作り上げなければいけません。
もちろん、イメージだけを作り上げればそれで良い、というものでもありません。しかし、イメージづくりが重要な要素であることは間違いありません。
そんな前置きとは全く関係なさそうですが、先日お笑い番組を見ていて感じたことがありました。
その番組は、お笑いタレントが順番に出てきて、それぞれがネタを披露するというものです。
それぞれのタレントについては、私はよく知りません。もちろん、どんな芸風なのかも知りません。ところが、そんな私が見ていても、それぞれに、ある種の型があることに気づきます。
お客さんの反応を見ていると、あるところで、「待ってました」とばかりに受けたりするので、きっとお約束のパターンなのでしょう。
私が注目したのは、この“型”“パターン”です。
彼らの芸は、短ければ2,3分、長くても5,6分でしょう。たったそれだけの時間の中で、初めて見た人にも、彼ら独特の“型”“パターン”を、印象づけるのです。
これは、ある意味すごいことです。
では、どうすれば、その“型”“パターン”を、印象づけることができるのか?
そのポイントは、単純です。要は、同じことを繰り返すということです。
悪くいえば、ワンパターン。それでも、短時間の間に印象づけるためには、繰り返すことは大切です。
よく考えれば、自分が講師をしているときにも同じことをしています。
「今日のポイントは、○○です」
冒頭に簡単に説明したあと、その具体例を話します。
「○○というのは、□□で・・・」
「○○には、△△なこともあります」
「もっといえば、□□で、△△・・・」
と、具体的にイメージができるように説明します。
そして、最後は、こう閉めます。
「だから、○○が大事なんです」
この間、状況にもよりますが、30分ぐらい話していることもあります。それだけの時間があるのですから、いろいろなテーマについて話しているのかといえば、そうではないのです。
その間、今日のポイントの○○について、延々と話をしています。
そのぐらいしないと、印象づけられないからです。
さて、今日のテーマである、ブランドを築くためのイメージづくり。
これにも、同じことがいえるのではないかと思います。
何か一発で強烈な印象を与えてイメージを作るのではなく、何度も何度も繰り返してイメージを作り上げていく。
その方が定着力も強いはずです。
ですから、顧客とのあらゆる接触ポイントを活用して、印象づけることが大切です。
たとえば、飲食店なら、来店時、注文を受けるとき、注文の品を持っていくとき、代金の精算時など、様々な接触があります。そのすべてで、同じような印象を持ってもらえるように繰り返すのです。
一つひとつを取り出してみると大したことのないことでも、積み重なれば大きな力になります。
小さなことの積み重ねですから、その気になれば、どんな企業でもできるようになります。
一つひとつは、とんでもなく特別なことではないからです。
繰り返すことが大切。
繰り返すことが大切。
繰り返すことが大切。
繰り返すことは、大切ですね。
(くどい!!)
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