自社の強みを把握していますか?

会社の戦略を決めるときには、まず、現状の分析を行います。そのときよく使われるのが、SWOT分析。SWOT分析とは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つに分けて分析を行う手法です。
経営戦略について勉強すると、必ず出てくる手法なので、ご存じの方も多いかもしれません。ただ、多くの方は、実際に使ったことがなく、使ってみたとしても、あまり有効には活用できていないことが多いものです。
その理由の一つは、何を基準として「強み」というのか、「弱み」というのかが、明確ではないからです。同じことをある人は強みといい、ある人は弱みというなどということもあります。


これは、ある意味、人の長所、短所と共通しているのかもしれません。
たとえば、「優柔不断」といえば短所に見えますが、「じっくり考えて決定するタイプ」などといえば、長所のようにも見えます。「決断力がある」という長所が、「独断的である」という短所になる場合もあります。
要するに、ものは見方によって、あるいは、場合によって、長所にもなりうるし、短所にもなりうるということです。
とらえ方次第で、同じ人物が、長所ばかりの人物になる可能性もあるし、短所ばかりの人間になる可能性もあるのです。
これは会社にも同じことがいえるのではないでしょうか?
仕事柄、いろいろな企業の方にお話をお伺いすることが多いのですが、そのとき、
「御社の強みは何ですか?」「弱みは何ですか?」
という質問をすることがあります。
その答えは、もちろんいろいろあるのですが、多くの場合に共通する傾向があります。それは、「強み」よりも「弱み」の方が、たくさんの答えが出てくるということです。
どういうわけか、どの企業に行っても、「弱み」の方がたくさん出てきて、「強み」はあまり出てきません。客観的に見れば、「強み」といっても良いことがたくさんあるのに、その組織の中にいると、なかなか冷静には評価できないようです。
何を隠そう、この私も、かつて自分が所属していた組織の「強み」が分かったのは、退職したあとのことです。在籍中には、どちらかといえば「弱み」ばかりが見えて、「強み」についてはあまり認識できていませんでした。
これは、大変もったいないことです。自信過剰になるのはよくないことですが、客観的に評価することは、経営においても有効なことですし、社員にとっても喜ばしいことです。自分が所属している企業が「弱み」ばかりでは、士気も落ちてしまいますが、「強み」がたくさんあれば、自社に誇りを持つことができます。
「強み」を認識して、それを磨く。
当たり前のことですが、なかなかできていません。
是非、自社の「強み」を見つけて、磨いてください。
どうやって「強み」を見つけたら良いか・・・それは、また別の機会に。
(小野瀬真也)

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