副業は認めるべきか

3月27日の日経ビジネスに、こんな記事があります。
「『成果主義』による企業の締めつけに辟易
『副業を認めるべき』が65%」

この記事は、日経BP社が読者に調査をした結果を元に書かれたもののようです。
この調査では、まず「企業は社員の副業を許可すべきかどうか」についての回答がメインとなり、そのあと「許可すべきと考える理由」「許可すべきでないと考える理由」の回答が掲載されています。
この調査によれば、およそ65%の人が、「副業を認めるべき」と考えているというのです。
さて、このことについて、経営者ならどのように考えたらよいのでしょうか?
「副業?!けしからん!!そんな奴はクビだ!!!」


まあ、まあ、まあ、まあ・・・
やはり、経営者の立場で考えれば、副業に手を出す社員を歓迎することはできないでしょう。いくら就業時間外とはいえ、副業をしているということが本業に悪い影響を与えそうですし、さらに、自社に対する忠誠心が低いようにも思えてしまいます。
だから、「副業はダメ!!」
そう考えたくなる気持ちも理解できますが、ちょっと社員の立場も考えてあげてください。注目すべきは、社員たちが、なぜ、副業をしようとしているのか、という点です。
この調査によれば、理由として最も多いのが「自分の能力開発につながるから」で、67.6%の人がそう回答しています。(回答は複数回答とのこと)
これについて、経営者としてどう考えますか?
社員たちは、なぜ、副業をしてまで自分の能力開発をしようと考えるのでしょうか?
「本当は収入を増やしたいだけじゃないの?」
確かに、「収入を増やすことができるから」という回答も3番目に多く、50%以上の回答率です。でも、それ以上に「能力開発につながるから」という理由が多いのです。
これは裏返せば、社員たちは、「今の仕事では、能力開発できない」「会社には自分の能力開発につながる場がない」と考えているということです。
もっとも、この調査だけで、すべての社員がそう考えていると言い切ることはできません。ただ、私の経験では、このように考えている社員は、かなり多いと思われます。
人は、常に成長したいという欲求を持っているものです。その欲求をうまく満たしてあげることで、驚くほど成長するということもあります。
で、先ほどの調査に戻りますが、第4位の理由は、「転職や独立の準備ができるから」というもの。
このままの状態では、「能力開発したい」という「意欲的な社員」が、副業をしながら準備をして、「転職や独立」してしまうかもしれません。
それより、意欲的な社員が働きたいと思う環境を作って、自社で思う存分能力を発揮してもらい、会社の業績向上に貢献してもらう。社員もhappy、会社もhappyと、いわゆるWin-Winの関係を築く方がよくありませんか?
社員に副業がしたいなんて考えさせない会社。そんな会社にしてみませんか?
(小野瀬 真也)

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