誰が見ても恥ずかしくない会社を作る!
仕事がら、いろいろな会社にお邪魔して、内情を見せていただくことがあります。表面的に見るとうまくいっているのに、踏み込んでいくと様々な問題が潜んでいます。どんなに素晴らしい会社でも、まったく問題がないということはないでしょう。
また、一つの問題を解決すれば次の問題が発生したり、企業のレベルが上がったことで、返って問題として表面化してくることもあります。
ですから、問題はあっても仕方ないだろうと思います。大切なのは、それに対してどう取り組んでいくかであり、最終的に何を目指しているかということです。
たとえば、食品を製造している会社をイメージしてください。生産工場では、材料の期限切れとか、衛生面での問題が発生するかもしれません。それは、ある意味仕方のないことです。しかしながら、だからといって、ばれなければそのままでも良いというような姿勢では大問題です。適切な対処をしなければならないことは、いうまでもありません。
最終的には、「お客様に喜ばれる、おいしくて安全な食品を作る」というような目標を目指し、コンプライアンスも大切にしていくべきです。
もっとも、多くの会社では、表面的には、立派な理念・ビジョンを掲げています。大切なのは、字面ではなく、どこまで本気でやろうとしているかということでしょう。
財務諸表は経営者の通信簿だといいます。もちろん、そうでしょう。財務諸表は、経営の結果が表れるものだからです。確かに、経営には社員の力も大きな影響を及ぼします。企業は社長が一人で経営しているわけではなく、たくさんの社員も存在しています。ただ、そうはいっても、その社員が力を発揮するのもしないのも、社長の力といえるのです。ですから、最終的な業績(財務諸表)が、経営者を評価する物差しとなるわけです。
しかし・・・
売上が多いこと、利益を出していること。確かにそれは大事ですが、それだけでは、評価できないのではないでしょうか。
たとえ業績がよくても社員が疲弊していて、よい経営といえるでしょうか。
法に反することをしていて、よい経営といえるでしょうか。
もちろん、そんなはずはありません。
働く社員が、みな元気にイキイキと働き、自社に誇りを持てる会社。
もちろん、業績もよく、利益も出している会社。
きれい事かもしれませんが、私はそれを目指したいと思います。自社もそうですし、コンサルタントとしてお手伝いする会社も、そのような会社にしていきたいと思います。
きれい事であっても、難しいことであっても、そんな会社を目指す社長のお手伝いをしていきたいのです。
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