組織を変革するためには。。。

私がコンサルタントになる前から関心があって、いまだに重要なテーマの一つとして考えていることが組織を変革することです。

世の中はどんどん変わっていくので、組織も変わって行かなきゃいけないはずなんですが、それがなかなかできない。問題意識の高い人は、変化の必要性に気づくのですが、人間は基本的に変化を嫌うもの。

組織を変えることは、非常に難しいわけです。

組織を変革するための方法論は、いろいろあると思います。

トップダウンで押し切るパターンと、トップ主導で始まりながらも、ボトムアップを取り入れていくパターン。場合によっては、完全にボトムアップというのもあるんでしょうか。。。

もっとも、これについては、基本的にはトップダウンで始まって、ボトムアップを生かしていくということが一番いいと思っています。

なぜなら、トップダウンで押し切っているというのは、基本的に組織は変わっていないと思うからです。また、完全にボトムアップというのは、下克上というか革命というか、よほどのことがない限りあり得ない。

従って、残るのはトップダウンで始まって、ボトムアップを生かしていくパターンです。

そこで重要なのは、どうやって、ボトムアップ的な動きを誘発するか。

今、パッと思いついた限りでは、3つのパターンがあります。

1つは、危機感を煽るパターン。

このままだと大変だから、何とかしようぜというやり方ですね。コッター教授に代表される変革のプロセスです。

もう一つは、日常の問題などを話し合う場からスタートするというパターン。

「気楽にまじめな話をする場」といっていいと思いますが、『なぜ、会社は変われないのか』で有名な柴田昌治さん(スコラコンサルタント)に代表される方法でしょうか。

最後の一つは、ビジョンに向けて邁進するというパターン。

私はこれが一番いいと思っているのですが、参考になるのは経営とはまったく関係がなく、ドラマ(漫画)ですがRookiesです(またかよ・・・笑)。

ところが、経営者がまずやろうとするのは、間違いなく「危機感を煽るパターン」です。

経営者としては、組織を変革しないとまずいと思っているのですから当然といえば当然ですが。。。

でも、社員に経営者と同じような危機感を持たせることは至難の業ですし、危機感というのは長続きしないという問題もあります。また、社員が疲弊しやすいのではないかとも思います。

全員で危機感を共有することは大切ですが、この方法は意外に難しいというのが実感です。

2つ目の、何でも話し合うという、現場から問題・課題を出していくボトムアップ型は、それなりに社員の意識が変わることは間違いありません。参画意識も高くなるでしょう。

ただ問題なのは、向かう方向が定まりにくいこと。

全体に活性化するとはいうものの、結局、全体の足並みがそろいにくくなるという懸念があります。

ついでにいえば、一つ目と2つ目の合わせ技で、「危機感を煽りつつ、みんなに討論させて、ボトムアップを生かす」という方法もあります。

合わせ技なだけあって強力だと思いますが、結局は、危機感というのは長続きしないという問題が残ります。

で、私が一番いいと思っているのは、Rookies型。夢やビジョンに向かって邁進しようぜ、というパターン。

ただ、難しいのは、「夢なんて・・・」と冷めている人が多いこと。

あるいは、それまでとの違いを打ち出しにくいということ。

それまでにも何らかの目標なり、ビジョンがあったわけで、変革のためのビジョンといっても「今までと何が違うの?」ということになりがちだということです。

でも、人ががんばるのは、何か目指すべきものがあるからです。

今の若者は物欲がないようですが、車が欲しいから貯金するとか、マイホームを持ちたいから、一生懸命仕事するとか、店を出したいから資金をためるとか、、、みんなお金の話になってますが、、、何か目標があるからこそ、歯を食いしばってがんばれるのです。

夢は危機感より長持ちします。

また、危機感は外発的な動機ですが、夢・ビジョンは内発的です。内発的な動機の方が、継続性があるし、力強いものです。ですから、これを生かさない手はないのです。

もっとも、これも結局は、合わせ技になるとは思います。

具体的にいえば、

危機感を煽って、眠りから起こす
努力の先にある明るい夢・ビジョンを描いて、そこに向けて邁進する
社員同士に討論させて、意見を出させる → ボトムアップ

くどいようですが、夢やビジョンが大事です。

組織の変革を成功させるか否かは、活動を継続できるかどうかにかかっています。なぜなら、組織変革は、一瞬で終わる作業ではないからです。

活動を継続させるためには、長続きするエネルギーが必要です。

長続きして、しかも自発的なエネルギーが必要です。

そのためには、夢・ビジョンなんです。

青臭いといわれようが、今はそれどころじゃないといわれようが、結局はこれしかないと思っています。

またまた長くなっているのでもうやめますが、目の前の危機を乗り切るのだって同じです。

やっぱり、目指すもの、目指したくなるもの、ターゲットが必要なのです。

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