まじめに経営戦略
いろいろな企業を見ていて思うのは、戦略のある企業が少ないこと。どの会社も、まじめに、一生懸命やっているけれども、でも、戦略的な動きが足りないように思います。
戦略というと、ただ難しいだけとか、理屈っぽいだけで役に立たないとか、考えても実践できないとか。。。否定的に思われる方もいるかも知れません。有効な戦略は何なのか、実践的な考え方、進め方が分からないかも知れません。
でも、これがないと、苦労することは間違いありません。
どこの企業でも、売上が伸びなくなってくると、営業担当者に気合いを入れます。
「営業は数字をあげることが仕事なのだから、何が何でもやってこい!」
確かに、それでうまくいくこともあります。でも、うまくいかないこともあります。たとえば、商品力が劣っている場合は、いくら頑張っても売りにくいことは間違いありません。
でも、売れないとき、営業担当が商品力のせいにするわけにはいきません。どんなものでも、優秀な営業なら売ってしまいますし、今、このときに売上が欲しいのに、商品力がどうのこうのいっていられないからです。
でも、時には、そういうことを考える必要があります。
商品力というのは、商品そのものの価値だけではなく、アフターサービスなどの付加価値も含めてです。よい商品を作り、うまく宣伝し、販売し、フォローをするというすべてで、ライバルに勝たなければなりません。
要は、総合力の勝負です。総合力を高めるためには、自社がどのようなポジションに立って、どこで他社と差を付けるのか、他社に勝つためのポイントは何かを考える必要があります。
そして、それを全社員に徹底する。
時間はかかるかも知れませんが、総合力が強くなれば、そう簡単に他社は真似できません。つまり、負けにくくなります。また、営業担当も販売が容易になります。
スーパー営業マンがいなくても、普通の営業担当者がいれば、売上を上げることができるようになります。それが組織力だと思います。
そりゃそうだけど。。。
そういわれる方もいるかも知れません。特に、今のような緊急時になると、そんなことをいっていられないと。
でも、こういう話は、景気のいいときも、景気の悪いときも、考える人は考えるし、考えない人は考えないのです。
でも、いつかは考えなければ、永続的に生き残ることは不可能でしょう。
そうだとしたら、考えるときは今。思いついたとき。
真剣に自社の戦略を見つめ直して、強い企業を作っていきましょう!!
投稿者プロフィール

最新の投稿
変革ストーリー2021.01.11【企業変革ストーリー】第一章「一念発起」 経営のヒント2020.02.24上司のひと言で部下は変わる 経営のヒント2020.02.17人前で話すのが苦手だった私が、今では講師になりました… 経営のヒント2020.02.10経営者やリーダーに人望は必要なのか?