書いてみなけりゃ分からない
いつも、今日はこんなことを書こうと思って、文章を書き始めます。
まあ、当たり前ですよね。
ところが、いろいろと思い返してみると、今日書こうと思ったことをそのまま最後まで書き終えることは、意外に少ないのです。書き始めてみると、あんまり面白くないなとか、これは書いちゃまずいな(守秘義務の関係で)とか、やっぱりこっちが良いなとか思って、途中で内容が変わるんです。
そして、完成形を見てみると、予定とは全然違う。そんなことが結構あるのです。最近のことでいえば、昨日もそうでした。その前のことは、もう覚えていませんが、結構、こういうことはあるのです。
また、もう一つのパターンとしては、書き始めるといろいろなアイデアが浮かんでくるということ。
最近は、ブログを毎日書くということはありませんが、一時期、何が何でも、意地でもブログを毎日書こうと決めていたことがありました。やってみると分かりますが、毎日書くというのは、結構大変。
朝起きて、昼仕事して、夜疲れたから寝た・・・
そんなんでよければ、毎日でも書けますが、これは、読む方も面白くないでしょうし、書く方も自己嫌悪に陥ります。やっぱり、何かネタがないとなと思うわけです。
で、このネタ探しが大変。探そうとするとなかなか見つからない。でも、毎日書こうと決めているので、とにかくひねり出すわけです。でも、出てこないときは出てこない。ひねり出そうったって、そうは問屋が卸さない。それでも、ひたすらウンウンうなって、何とかネタをひねり出します。
そして、ようやく一つのネタが見つかって、文章を書き始める。ある程度までいけば、もうこっちのもの。そこからのスピードは、グーンとアップします。
で、そのときなんです。
「あ、こんなネタもあるじゃん!」
「あ、そうそう、こんなのもあった!!」
次々に、ネタが浮かんでくるんです。
「今、浮かぶなよ、今。悩んでるときに思いつけよ」
と、自分につっこみを入れたくなるのですが、悩んでいるときには、いくら悩んでも出てこないのに、スラスラ書き始めた途端に、いくつかのアイデアが浮かんでくるんですね。
実はこれ、最近、分かったんですが、人間の創造性を引き出すための一つのポイントだったりするんです。
どういうことかというと、創造性というのは、何かの刺激があると引き出されるので、頭の中でイメージしているだけではなくて、形にすることが大事だということ。
思いついたことを文章で書き始めてみると、頭の中でイメージしていたものとは、必ずしも一致しないことがよくあります。書いてみると、何か違う。でも、そこに刺激されて、新しいアイデアが浮かんでくるということもある。そして、自分がイメージしていたものとは違う何かができあがる。
それが、創造性というものなんだそうです。
また、創造性というのは、どうも、ある瞬間はせき止められていて、せき止めているフタが外れると、自然に流れ出すものだということ。
ですから、一つのアイデアを思いついて、そのアイデアを形にしていると、次のアイデアが浮かんできて、次から次へと新しいアイデアが出て来るということになる。
一つのアイデアを形にするということは、創造性の流れをせき止めてるものを取り外したということになるんですね。だから、最初は、無理矢理でもいいから、何かをアウトプットした方がいい。
最初にアウトプットしたものは、たとえクオリティが低くても、次のアイデアの呼び水になるからなのです。
だから、ほら。こんなに長くなる・・・
さっきまで、何書こうかな・・・って悩んでたくせに。
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