社内FA制度

社員の力を引き出そうとして、いろいろな制度、施策が取り入れられています。すべての会社を調査したわけでもありませんし、何の根拠もありませんが、そういう制度、施策は、会社にとって都合の良いものばかりです。


成果主義も、「成果を上げれば、若くても報酬をたくさん支払う」というようにとれば、社員のためにも聞こえます。が、ホンネは、「成果を出さない社員には、あまり報酬は払わない」ってことだったりします。
「コンピテンシー」などというのも一時期はやっていましたが、これだって、業績の良い社員の行動特性をみんなでまねしろ、ってことですから、会社の業績を上げるためですね。
「裁量労働制」なんていうのもありますね。従業員が、働きたい時間に、自分のペースで働くことが出来る制度。聞こえは良いですが、会社によっては、時間外手当削減のため、というのが現実だったりします。
もちろん、会社が、会社にとって都合が悪くなるような制度を作るというのは、おかしなこと。
ですから、会社の都合で、制度が出来るのも無理はないか・・・と、あきらめモードになってしまったりもします。
でも、やっぱ、そりゃおかしいでしょう!!!
ということもあります。
社員に不利な制度ばかりを作っていると、当然、社員の士気は落ち、会社としてもマイナスになります。ですから、一見会社にとっては面倒なことでも、社員の士気が上がるようなことであれば、積極的に取り入れるべきではないかと思うのです。
そんな制度の一つが、「社内FA制度」
細かい内容は、会社によっていろいろ違いますが、社員が自分の希望を自由に出して、受け入れ側が合意すれば異動できる、という制度です。今所属している部署の上司は、引き留められないわけですね。
私は、これは、成果主義とセットで取り入れるべきではないかと思っています。
ところが、成果主義はかなりの企業で導入されているのに、社内FA制度を導入している企業は少ないようです。
理由は、簡単です。
社員が、「あっち行きたい」「こっち行きたい」と勝手に言いだしたら会社が困る、ということです。人気の部署に集中してしまったり、逆に、誰も行きたがらない部署が出来てしまう・・・というようなことを言っている人事の方がいました。
また、そんな、社員の希望を一々聞いていたら大変なことになる、何てことを言っている方もいました。
実務をされている方は、その制度を導入することによって、自分の身にいろいろな影響がありますので、やっぱり敏感に反応されるようです。
でも、本当にそうなるでしょうか?
まず、私は、そんなに気軽に、社員が「あっち行きたい」「こっち行きたい」と、言うとは思えません。
だって、その部署で「成果を出さないと、給料が増えない」んですから。
基本的に、成果主義とセットですから、「行きたいところに行くからには成果を出す」という、自己責任が強くなるということです。そうなったら、心の底では「○○部がいいな」と思っていても、成果を上げる自信がなければ、本当に行動を起こすことは難しいはずです。
要するに、「転職したいな」と思う人は多いけれども、実際に転職する人は、それほど多くないのと同じことです。
同じような理由から、特定の部署に集中することも、それほど多くはないだろうと思います。
結論として、この制度を導入しても、極端な問題が起こることは少ないだろうと思うわけです。多少面倒な点があったとしても、この制度のメリットの方が上回るだろうと思うのです。
逆に、成果主義だけ導入して、社内FAのような制度が全くないと、問題になると思います。なぜなら、「俺はこんな仕事したくないんだから、成果は上げられなくて当然・・・」というような言い訳を許すことになるからです。
上司は、そんな言葉を許しはしないでしょうが、社員自身が勝手にそれで自己正当化してしまいます。そうなったら、その社員の意欲を引き出すことは難しくなるでしょう。
社内FA制度があれば、「イヤなら、好きなところに行けば・・・」ということになり、社員も言い訳が出来ません。制度があるのに使わないということは、「自分からここに残る」という選択をしたことになるからです。
というわけで、私は、「成果主義には、社内FA制度をセットでつける」のが良いと思っているのです。その方が社員にとってもhappyで、会社にとってもhappyな結果になると思うんですけどね。
皆さんは、どう思われますか?

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