必要な情報を絞り込む
あふれる情報の中から、自分にとって重要な情報だけをピックアップする。
できたらいいのですが、なかなかできないことです。
これだけITが進歩してくると、キーワードで検索するとうまく絞り込めるということもあります。だから、とりあえず集めておいてあとから検索すればいい、という考えもあります。
でも、それはデータ化されてないとダメです。本とか雑誌とか新聞とか、紙媒体のものはどうしようもありません。
と思っていると、ネット上でそれらの情報をゲットできるサイトが見つかったり、あるいはスキャンしておけばいいという解決策が見つかります。
ところが、スキャンするってことは、どれを残してどれを捨てるか、を判断するってことです。だから、そこが難しいんだってば・・・
やっぱり、情報化が進んでも難しいことは難しい・・・
私も、これまでいろいろやってみました。
経営コンサルタントたるもの、自分の専門領域だけではなく、国内の経済情勢はもちろん、グローバルな経済動向にも気を配らなきゃ・・・確かにそうなんですが、そんなこと言い出すと、結局、世界中のありとあらゆる情報を収集しなければならなくなるんです。
もう、それこそ消化不良です。
消化不良は意味がありませんから、きちんと、身になるようにしなければいけません。
さて、どうしたものか・・・
実は、未だにこれだ!っていう解決策はありません。が、自分なりの解決策は見つかりました。「そんなのダメだよ」っていわれるかもしれませんが、今のところ、自分はそれでも不自由していないので、それでやってます。
では、どんな方法かといいますと・・・
自分の興味のある情報だけを集めておく!
これです!!
そんなんじゃ情報が偏るんじゃないか。昔はそんなことも思いました。ところが、そもそも、興味がない情報を収集しても、ちっとも頭の中に入ってこないんです。だったら、集めるだけ無駄というもの。ですから、やめました。
不思議なもので、自分の好きな領域だけの情報を集めていても、次第に横の広がりが出てくるのです。最初のうちは、一つの領域を掘り下げていくだけなのですが、次第に、そこから関連する情報に興味が出てきて広がっていくのです。
そして、気がつくと、それなりに横の広がりもできていた・・・ってことになっているのです。自分の興味のままに集めていますから、良くも悪くもオリジナリティがあります。自分ならではの情報になっているのです。
逆に、「今、これが話題になっているから」とか「友達の中でブームだから」とか「上司に調べろといわれたから」とか、周囲からの影響だけで情報収集していると、自分らしさがなくなってしまうのです。
もちろん、そうやって情報を集めることで、新しい発見があって面白いということも否定はしませんが・・・
でも、大切なのは、割り切りです。自分は自分。自分らしさを大切にして、自分の好きなように絞っていくのが良いんではないでしょうか。あまり近視眼的にならず、数年後に実を結ぶと思っていると、気がつくとよい情報が集まっていたりするのではないかと思います。
昨日のアンテナの感度を高めるとは矛盾しているようですが・・・
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