ハケンの品格

先日、駅で電車を待っていたときのこと。

やることもないので、何となく目の前に並んでいた広告を眺めていました。ちょうど、私の目の前にあった広告は、テレビ番組の広告で、その番組が「ハケンの品格」だったのです。

大抵、駅に張ってあるポスターというのは、ビジュアルが中心で、文章は多くないものです。ところが、その広告は、かなり長い文章が書いてありました。もちろん、広告にしては、長い文章ということですが。

で、その文章に、どうも私は引っかかってしまったのです。

そして、番組を見てしまいました。

やられた・・・

まんまと、日テレの広告戦略にはめられてしまいました。

ところで、この番組。スーパー派遣(とっても優秀な派遣社員のこと)である主人公と、派遣に偏見を持つ派遣先の正社員との関係を描いたドラマのようです。スーパー派遣の主人公は、契約以外のことは一切やらず(当たり前ともいえますが)、残業も一切せず、昼休みは12時からきっかり1時間、仕事以外のおしゃべりなどもってのほか、とにかく、人間的にはつきあいにくそうなタイプです。

しかしながら、仕事はめちゃくちゃ優秀。いろいろな資格を持ち、バリバリと仕事をこなしていきます。

主人公の仕事での優秀さと、かわいげのないキャラクターが、よけい派遣先の正社員を苛立たせる結果になるのです。

恐らく、このあと、このスーパー派遣が、なぜこのようなスーパー派遣になったのかという謎が空かされたり、派遣社員に偏見を持つ正社員たちの見る目が変わっていったりするのだと想定されます。

それはそれでいいのですが、私の立場からすると、微妙な設定のドラマです。

このドラマで、日テレさんは、一体どんなメッセージを伝えたいのか。

まあ、娯楽ドラマですから面白ければそれでいいわけで、メッセージもへったくれもないのかもしれませんが、私としては気になります。

なぜなら、テレビというメディアの影響は、とても大きいからです。

私が見た広告に書いてあった文章は、正社員で働くことの愚かさ、正社員に対する皮肉のようなものが書いてありました。職場の人間関係などはどうでもよいことであり、ただ、時給分だけ働けば良いという印象の文章でした。

そこから何を伝えたいのかによっては、私も賛成します。

たとえば、人(上司)の顔色ばかり見るのではなくて、仕事の成果で勝負するべきであるということには賛成です。組織の中では人柄も大切ですが、仕事の内容が重要なのはいうまでもないことだからです。

また、組織にしがみつくのではなく、実力で勝負していこうという考え方にも賛成です。いくら大きな組織であっても、一人ひとりがその組織に貢献するべきであり、そうなるためには、それぞれがしっかりとした実力を有する必要があるからです。

しかし!

だからといって、職場の人間関係を無視し、与えられた仕事だけをこなしていればいいということにはならないと考えます。

もちろん、ただの仲良しグループではダメですが、チームワークは重要です。よいチームワークがあるからこそ、1+1が、3にも4にもなっていくわけであり、それが、組織の良さでもあるからです。

そんなこんなで、このドラマは、少し気になっています。あまりドラマは見ないのですが、このドラマはチェックすることになりそうです。

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