おしゃべりドライバー

昨夜は、親しくしている経営者の方々と新年会。いつものように、くだらないことから高尚なこと(?)まで、様々な話をし、飲んで食べて、また飲んで、帰りはタクシーということになった。

すぐにタクシーもつかまり、近くのホテルに泊まるM社長を乗せて自宅へと向かう。ホテルまではあっという間に着き、ドライバーに自宅に向かうよう告げた。

「○○街道からで良いですか?」
「ああ、それでお願いします」

これは、どのタクシーでも、いつもする会話。予定通り。しかし、ここから何が起こるか、私は、予想もしていなかったのだった。。。

「△△(駅の名前)は、最近ずいぶん開発が進んでますねぇ」とドライバー。
「そうですねぇ。しょっちゅう工事してますよ」と私。

「ずいぶん詳しいんですね。良く来られるんですか?」

話を振ってみたのがまずかった。そこからの話の長いこと、長いこと。。。

「いやぁ、私は、○△大学の出身で、そこにはよく通ったもんですよ。昔、若い頃は陸上をやってたもんでね。あの□△選手とは、今でもつきあいがあるんですよ」

□△選手というのは、私は知らなかったが、どうやら昔の有名な短距離選手らしい。いつまでも、昔の話をされても困るので、ちょっと最近の話題に振ってみた。

「○△大学といえば、今年の箱根駅伝は惜しかったですね」

これが、またいけなかった。。。

「いや、そうなんですよ。去年も△位で今年も△位だったんですよね。で、去年の△位は良かったんです。よくやったと思いますよ。でも、今年の△位は悔しいですね。いやあ、絶対今年はもっと上に行けましたからね」

「箱根は、強い選手を○、□、△区におくんです。でも、今年は、□○(選手の名前)が、×区だったでしょ。やっぱりあれがねぇ、ダメだったんですよ」

「□区の△○は・・・」
「やっぱり箱根は・・・」
「選手を集めるためには・・・」

もう覚えていない。。。

自慢じゃないが、私は、基本的には聞き上手だ。自分で言ってりゃ世話ないが、仕事柄相手に気持ちよくしゃべってもらって、本音を引き出すことが仕事の一つだからだ。

だから、話を聞くことにも慣れている。やってみると分かるが、話を聞くというのは、忍耐力が必要だ。しかも、仕事で話を聞いているときは、上の空になってしまってはいけない。集中力を保ちつつ、ずっと相手の話を聞き続けなければならないのだ。

だから、自慢じゃないが(って自慢してるみたいだけど)、話を聞き続ける集中力と忍耐力も、人並み以上にあると思う。

でも、ダメだ!

限界だ!!

箱根駅伝の話がひとしきり続いたあと、次は、そのドライバーの前職の話になった。

「私は、今の仕事の前は、△○商事に勤めてたんですよ」
「△○商事は、○△大学出身じゃ、次長止まりなんです。やっぱり、それより上に行くためには、T大とかじゃないとダメなんですよ」
「部長の給料は・・・でも、次長は・・・」
「部長は、交際費を経費として・・・でも、次長は・・・」

その方は次長だったらしいのだが、部長との差について延々としゃべり続ける。

それが終わると、今度は・・・

何だったか、もう覚えていない。

とにかく、自宅に着くまでしゃべり続けていた。えらい私、立派な私は、最後まで、きちんと相づちをうち続けた。

「えらい!!立派!!」

誰も褒めてくれないので、自分で褒めておきたい。

「大変だったね。よく頑張ったね」

誰もねぎらってくれないので、自分でねぎらっておきたい。

とにかく、疲れがどっと出た。

今日一日の、いや、一週間分の疲れが、一気にどっと出た。

飲み直しだ!

実際は、すぐ寝ましたけどね。

Follow me!

[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)