『会社がイヤになった』

~やる気を取り戻す7つの物語
著者:菊入みゆき(光文社新書)
「会社がイヤになる」のはなぜか?その原因について、年代別にわけ、それぞれの年代や、性別の違いで、どのようにモチベーションが違うのか、について解説された本。


20歳代から60歳代までの男女を主人公とした物語が7つあり、それぞれの特徴が分かるように、物語のあとに解説が書かれている。
物語形式で書かれているので、主人公に感情移入しやすく、とても読みやすい。特に、自分と同じ年代、自分よりも若い主人公の物語には、自分も同じような経験をしたことがあると、共感する人も多いのではないかと思う。
「物語+解説」という形式は、とても面白いと思うので、自分も何かで使ってみたいと思う。もっとも、自分が物語などを書けるのかが問題だ・・・
この本は、会社がイヤになった人、またはイヤになりそうな人に読んでもらい、モチベーションを回復してもらうことを意図して書かれたそうだ。
その意図は、よく分かる内容になっている。
ただ、やはり人のモチベーションについての分析、解説が中心で、モチベーションが落ちたことを、どう克服していくかは、自分で考えなければならないと思う。もちろん、そのヒントとして、このような本が使えるのかもしれない。
が、むしろ、自分のモチベーション回復ではなく、人のモチベーションを回復を考えるために使った方が良いのではないかと思う。異性や、自分より年上の人のモチベーションなど、自分の経験では計り知れないので、そのような場合に使うのだ。
たとえば、年上の部下のモチベーションを上げるのにはどうしたらよいか、異性の部下や上司のモチベーションを上げるのにはどうしたらよいか、そんなことを考えるときに参考にするのだ。
そのように使う方が、この本の価値が高まるのではないかと思った。

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