やりがいのある仕事
みんなが一つの方向に向かって一致団結し、頑張って目標を達成しようと一丸となっている組織。
そんな組織の仕事は、きっと楽しいでしょう。
いろいろ大変なこともあると思いますが、一つの目標めがけて突っ走っているときは、充実感もあり、楽しく仕事ができると思います。
でも、私の立場で、そのような組織に関わるのは、実は、あまりやりがいがないともいえます。
なぜなら、あまり、私がやることがない。。。
出る幕がないという感じでしょうか。
もちろん、そんな状態でも、私がお手伝いすることはいろいろあります。しかしながら、私の仕事の中で、もっとも大変で、だからこそ、もっともやりがいのある部分は、もうすでに終わった状態です。
私にとって、やりがいのある仕事とは、やる気のない人たちを前にして、この人たちを何とかしてやろう(すみません、失礼な言い方で)という仕事です。
まあ、どちらが楽しいかといえば、前者の仕事の方が楽しいでしょう。組織の雰囲気も前向きで、一つにまとまっているでしょうし、元気なエネルギーもあるでしょうから。
反対に、後者の方は、いろいろ面倒くさいこともありますし、不愉快な思いもします。最初は、ある種の戦いというか、さぐり合いというか、あんまり気持ちがいいとはいえません。
でも、そんな状態を通り過ぎて、まとまっていく過程にやりがいがあるのです。
汗をかいて、のどをカラカラに乾かして、そのあと冷たいビールを飲む!
いやぁ、うまい!!
そういうのと同じで、喜びの前に苦労があるというか、なんだかんだ面倒くさいところをくぐり抜けていくところが、ある意味ではやりがいがあるわけです。
素直に何でも聞いてくれる相手よりも、ある程度、手強い相手の方が、燃えてくるんですね。
ただ、経営者の方は別です。
経営者とは、お互いに理解し合って、信頼関係ができていないと仕事はうまく進みません。
もちろん、ときには、議論になることもあるかも知れません。
でも、基本的には、同じ方向を向いていないとうまくいきません。
そういう理解があれば、ほとんどの問題はクリアできます。
結局、私にとってやりがいのある仕事とは、よいチームの条件と同じかもしれません。
一つは、信頼できる仲間がいること。
一つは、目指すべき目標が明確なこと。
それがあれば、途中に困難があっても、どんと来い!という感じです。
むしろ、強敵の方が、燃えてきます。
さあ、来い!!
ん?
何か変かも。。。
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