ビジネスで必要な3つのスキル

「企業は人なり」という言葉があるように、企業は社員の働きによって業績に大きな影響を受けます。もちろん、その社員によってサービスを受けているお客様も同様です。
前回ここでは「人材育成」をテーマに進めていくということをお話しました。その中でも「社員の能力開発」にフォーカスをあてていきたいと思います。
さて、社員にはいったいどのような能力が必要なのでしょうか。


●能力は3つに分解できる
能力の定義として、最も汎用的と考えられる、ハーバード大学でも教鞭をとったロバート・カッツの定義によると、能力は次の3つに分解できます。
      1.テクニカル・スキル
      2.ヒューマン・スキル
      3.コンセプチュアル・スキル
ちなみにスキルとは「獲得可能な技能や能力」のことを指します。スキルという言葉は、教育・人材開発などの分野で古くから使われています。
簡単に説明すると、テクニカル・スキルとは、日行の業務に必要な基本的な知識や技術のことで、ヒューマン・スキルとは、コミュニケーションなど、非定形的な対人関係能力のことをいいます。
コンセプチュアルという言葉は聞きなれませんが、現実の複雑な問題に対する問題解決能力や論理性・創造性といった能力のことをいいます。論理的に思考できる能力と言ったほうが分かりやすいかもしれません。
●ヒューマン・スキルとコンセプチュアル・スキル向上には訓練が必要!
人とのコミュニケーションを円滑にとったり、論理的思考を身に着けるのは簡単なことではありません。
ビデオの録画予約ができないという方は、意外にも多いようですが、そのやり方さえ覚えてしまえば、面倒ではあってもセットすることは可能です。こうのように知識(テクニカル・スキル)があれば、できないこともできるようになります。
しかし、人との接し方や論理的思考は、そのポイントやコツを知ったところで、すぐにできるようにはなりません。
たとえば、テニスを始めようとした場合、ルールなどの知識は本を読むことで習得できます。しかし、いくら本を読んでも、実際にラケットを持ってサーブの練習をしたり、レシーブの練習をしなければ、上達はしません。
それと同じように、ヒューマン・スキルとコンセプチュアル・スキルは訓練をしないと上達しないのです。
●3つのスキルは、ビジネスで必須です
ロバート・カッツのいう3つの能力について見てきましたが、どれもビジネスを行っていくには必須のスキルと言っていいでしょう。そうであるにもかかわらず、日本ではこういったことは学校では習いません。
会社でも新入社員に対して行う研修は、名刺の渡し方や挨拶するときの角度は・・・といった程度のことで終わっているケースが多いようです。
一般に仕事のできる社員は、この3つのスキルがバランスよく備わっているものです。
(中野克彦)

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