本音を言えない社員たち

社員の本音を理解すること。

とても、難しいことです。昨日も書きましたが、いくらコミュニケーションを採ろうとしても、心を開いてくれないことが多いからです。

「いやぁ、うちは大丈夫。好き勝手いってきますよ」

そんな社長もいらっしゃいます。

でも、安心はできません。以前、こんなことがありました。

その会社は、全部で20名程度の規模の会社でした。役職のつく人もいましたが、実質的には、社長が全員を見ているような組織でした。コミュニケーションもよく、雰囲気のいい会社でした。

社長も、社員の心をつかんでいることには自信を持っていました。私も、そうだろうと思っていました。

ところが、ある日のこと。その会社の日常業務の中心となっている社員から声をかけられました。

「ちょっと、ご相談したいことがあるのですが」

一体、何だろうと思いつつ、話を聞いてみました。

「実は、今、社長が、○○なんです。周りの社員も気にしているんですが、私からはいいにくいんですよね。小野瀬さんからさりげなく、いってみて頂けませんか」

大まかには、このような話でした。

実は、この社員。

社長が、

「あいつは、いいたいことは何でもいう奴だから」

と、いっていた社員なのです。

社長からは、「何でもいう奴」に見えるわけですが、それでもいいにくいことはあるのです。

何でもいうように見える人でさえ、いいにくいことがあるのですから、遠慮がちな人なら、もっといいたいこともいえずにいるのでしょう。

さて、私は、コンサルティングの事前調査や、人材のアセスメント(評価)などで、社員の方にヒアリングすることがあります。

すると、「ここだけの話にしておいてくださいよ」という前置きのあとに、本音が飛び出すことがよくあります。第三者なので、逆に安心して話ができるということなのでしょう。社長や上司にはいえないけど、本当は・・・という話が、結構あるのです。

もちろん、だからといって、信頼関係ができていないとか、コミュニケーションがまったく取れていないということではありません。何の滞りもなく、順調に日々過ぎていくということもあります。

ただ、そうはいっても、「社員には、社長に言えない本音がある」ということも、認識しておくべきだということです。

何だか、言葉にすると、当たり前すぎることですね。

でも、問題は油断した時に起こるということを考えると、常に、肝に銘じておく必要があるのではないかと思います。

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