優秀な社員から辞めていく。。。

最近では、リストラとか早期退職優遇といっても、何も珍しいことではなくなってきました。特に、このような状況では、当たり前のことのようにもなっています。

業績は、思うようにはなりません。いくら努力しても売上が伸びず、コスト削減にも限界があり、廃業に追い込まれることもあります。知り合いの経営者から、取引先が倒産したという話を耳にすることもしばしばあります。

経営者としては、そのようなことになる前に、何とか手を打たなければなりません。

ですから、リストラをし、退職者を募って人件費を削減しようとします。

このとき、社員の一人ひとりが納得できるような説明をし、きちんとしたプロセスでリストラしていかないと、大きな問題が起こります。たとえば、本来は絶対にやめて欲しくない優秀な社員が退職していくことです。

優秀な社員は、責任感があります。自分から、会社に貢献しようという意欲があります。ですから、在籍している以上は、自分の役割を最後まで果たそうとするでしょう。

でも、その一方で、会社に対する信頼感がなくなれば、次の会社を見つけるために動き出すこともあります。そして、その動きを悟られるようなことはしません。上司にも退職を決めるまでは、何も伝えるようなことはしません。

信頼関係があるうちは、相談してくれるでしょう。でも、信頼関係がないから退職しようと考えているので、事前に相談することはありません。相談するとすれば、いつのタイミングで退職するかという時期の問題だけかもしれません。

それなりの規模の会社であれば、一人抜けても、何とかカバーできるでしょう。どんなに優秀な社員が辞めても、それをカバーできるのが組織というものです。

でも、規模が小さく、部署ごとの人数が7,8人というような会社だと、優秀な社員の退職は、会社の存続そのものにも大きな影響を与えるかもしれません。

私は、コンサルタントという仕事がら、いろいろな会社で退職者が現れるのを見てきました。また、自己啓発のために、休みの日にビジネスの勉強するような意欲の高い社会人もよく知っています。

そこで感じることは、優秀で意欲の高い人たちは、どこの会社でも働けるという自信があり、ひとたび、その会社に魅力を感じなくなれば、簡単にやめていくということです。

これは、新卒で入社していようが、中途採用だろうが関係ありません。

自分の実力で勝負できるという自信がある人は、在籍中は会社に大きな貢献してくれます。でも、大きな貢献をしているからといって、帰属意識が高いとは限りません。忠誠心があるから、大きな貢献をしているとは言い切れません。

優秀な社員は、仕事そのものに魅力を感じていたり、成果を出す喜びがあるから、結果として会社に貢献しているのです。極論すれば、会社のために貢献しようと思っているわけではない場合もあります。

もちろん、上司のため、社長のため、会社のためと思っている場合もあります。

何が違うのかといえば、やはり、成果とか、業績とか、そういうものだけではない、もっとウェットな関係ができているということです。お互いの信頼関係ができているのです。

もちろん、会社は、利益をあげなければなりません。

では、なぜ、利益をあげる必要があるのか。

いろいろな考えがあるでしょうが、私の考えでは、利益をあげなければならないのは、事業を存続するためです。

では、なぜ、事業を存続しなければならないのか。

社員の生活を守るということもあります。

自社の商品やサービスによって、社会に貢献していくということもあります。

社員の生活を守るということは、ある意味では社会貢献ですから、結局、社会に貢献し続けるために、利益をあげ続けなければならないということかもしれません。

決して、利益をあげることが目的ではありません。

社会に貢献することが目的です。

このあたりのことについて経営者がブレ始めると、優秀な社員は見切ります。

このあたりのことじゃなくても、経営者がぶれて、一貫性がなくなってくると、徐々に嫌気がさしてきます。

会社について文句をいっているうちは、まだ大丈夫。

ただし、辞めることを真剣に考えだしたら、もう何もいいません。

社員は、サインを送っています。そのサインが、会社に対する文句だったりするのです。文句をいうということは、会社に対して、あるいは社長に対して、きっと変わってくれるだろうという望みを持っているのです。

期待しているから、耳の痛いことをいってくるのです。

経営者は、そのサインを見落としてはいけません。

即座に対応し、魅力のある会社作りをし、魅力のある人間にならなければなりません。

もし、何もいってこなくなったら、、、

それは、不満がなくなったのではなく、あきらめたサインです。

そうなってからでは遅すぎます。

もっと早くサインを察知し、対応しなければなりません。

ひょっとすると、すでにサインは出ているかもしれません。。。

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