やる気のツボ
よく社員のモチベーションを高めたいとか、社員の自主性を高めたいといわれます。
社員の様子を見ていれば、そういいたくなる気持ちも分かります。でも、それは社員が悪いと一方的に決めつけるわけにはいきません。
たいていの場合、多くの人は、最初はやる気にあふれていますし、自主性もあります。少なくとも、私はそう信じています。
ところが、組織の中に入ると様々な障害があり、徐々にやる気は失われ、自主性もどこかに消えていきがちです。
ですから、私の仕事は、もともとあったやる気や自主性を取り戻すきっかけを作ることです。
今は、体内で眠っているやる気、自主性を復活させることです。
あきらめかけている夢や希望を取り戻すよう、背中を押してあげることです。
そんな風に考えています。
私はマジシャンではないので、もともとやる気のない人に、やる気を持たせることはできません。
私にできることは、人のやる気を失わせるような何かを除去すること、前向きな気持ちに軌道修正すること、あきらめから希望へ転換させること。
そんなところです。
たいていは、障害物、やる気を邪魔しているものが存在しています。ですから、私は、それを除去すると同時に、前向きな気持ちになるよう励ましてあげればいいのです。
それで、かなり変わります。
社内の人は気づきにくいようですが、客観的に見ると、何が障害かは意外に分かるものです。ですから、それを何とかすればいいのです。そうすれば、次第に変わっていきます。
難しいのは、その人に、もともとその気がない場合です。
その場合は、障害物を除去しようが、前向きな気持ちになるよう励まそうが、大きく変化することはありません。
でも、その人にも、何かその気になるツボがあるはずなのです。それを外していると、いくら刺激しても変わりません。変わらないのは、私が刺激しているツボが間違っているのです。
それさえ見つければ、その人は変わります。
でも、見つからない。。。
それを見つけるのが仕事の一つですが、見つけにくい人もいるのです。
どこだ~、やる気のツボ!
出てこい!
といって、出てくれば苦労しませんが。。。
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