鉄は熱いうちに打て
この季節になると、いつも書いているような気がするのですが。。。
春ですね!
新入社員を迎える季節です。学校では一つ上の学年に進級したり、進学したり、新たな出発のシーズンです。
私は、いつも思います。
新入社員の中で、会社に入ってがんばろうと思っていない人はいないと。
もちろん、人によって、がんばろうという思いの熱さには、差があると思います。本当は別の会社に行きたかったけど、入れなかったから仕方なく今の会社に入った、というような場合だと、少しやる気が不足しているかもしれません。
ひどい場合には、とりあえず就職しておいて、第2新卒で別の会社を目指す人がいるともいいます。
しかし、そんな人は例外です。というか、そう思うべきだと思います。
会社側の人間は、入社してきた人間は、全員やる気満々だと考えるべきです。
でも、しばらくすると、そのやる気満々の新入社員達も、やる気を失っていきます。それは、本人の責任でもありますが、会社側、上司、先輩達に問題の大半があると思います。
かつて、私はいわれたことがあります。
新入社員ではなく大学生の時ですが、塾講師のアルバイトを始めたときのことです。
アルバイトではあったのですが、塾講師という職からか、試用期間がありました。1ヶ月だったか3ヶ月だったかは覚えていませんが、その途中で責任者からいわれました。
「別に期待してませんから」
そのとき、正直言ってガックリきました。確かに、私は人に教えたこともないし、まだ始めたばかりだし、塾講師として未熟なことは分かっていました。でも、未熟だからこそ、人一倍がんばって、成果を挙げたいと意気込んでいたのです。
そこへもってきて、「期待してませんから」って。。。
もっとも、責任者の気持ちを正確にいえば、
「将来的には期待しているけれども、今すぐ成果を期待しているわけではない。だから、焦らずにじっくりがんばって欲しい」
そういうことだったのです。
今は、それが理解できますが、そのときは分かりませんでした。
ですから、「何だ期待されていないんだ。。。じゃあ、別にがんばらなくてもいいか。。。」
そんなことを思ったように記憶しています。
新入社員が、すぐに戦力にならないのは当然です。でも、期待しましょう!
プレッシャーをかけるのではなく、きっとやってくれると期待しましょう!
そうすれば、少なくとも、やる気を失わずにがんばります。
新入社員に対しては、「現状が未熟だ」ということをいうよりも、「がんばれば戦力になる」ということをいいましょう!
ものは言いようです。
コミュニケーション次第で、いつまでもやる気満々の社員でいるはずです。
鉄が冷めないように、熱いうちに打ち続けましょう!
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