反面教師作戦

毎週日曜日、欠かさずに聞いている音楽番組があります。先日は、家にいなかったので録音しておいて、改めて聞いてみました。

この番組は、ジャックスカードの提供なのですが、このCMが結構面白いのです。

今日のは「反面教師作戦」

「勉強したくないなぁ」といっている娘に対し、「勉強なんてするもんじゃない」と、とんでもないことをいう母親のCMです。

この母親は娘に対して、「私は、学生の時は勉強もせず、合コンなどに勢力を傾けて、こうやって幸せに結婚をした。だから、あなたも勉強なんかせず、ファッションに気を配り、女の幸せをつかみなさい」てなことをいいます。

すると、娘は、「お母さんみたいになりたくないから、勉強しよう」と勉強を始める。それを影で見ていた母親が、「反面教師作戦は、成功ね」とほくそ笑む。

文章にすると今ひとつ面白さが表現できませんが、軽妙な会話で聞かされると、思わずクスッと笑ってしまいます。

いつもいつも、これがうまくいくとは限りませんが、確かに、こういったことが功を奏することも多いものです。人材育成においては、何でもストレートにいえばいいというものではなく、ちょっと違った角度から攻めた方が効果的な場合も多いものです。

こんなこというと、「社員は、ストレートにいわなきゃ理解できない」と反論する方がいます。

でも、それとこれは、ちょっと違うんですよね。

私がいっているのは、違う角度から攻めるということで、オブラートに包んだ方がいいといっているのではないのです。

正面攻撃ではなく、側面や背面から攻撃した方が効果的な場合もあるといっているのです。

この反面教師作戦も同じことです。

「勉強して欲しい」という気持ちを、「勉強しなさい」とストレートにいっても嫌がられるだけ。

ちょっと手を変えて、「勉強しないといい学校には入れないし、いい学校に入れないと。。。」などとやり出すと、「うっさいなぁ。そんなこと分かってるよ!」と、これまた煙たがられるだけ。

そこで、あえて「勉強なんて役に立たないからやらなくていい」と、子供がいいそうなことを先にいってしまう。

そういわれると不思議なもので、「勉強する方がいいのかな。。。」と思ったりするんですよね。

「日本人なんだから、英語なんて勉強しなくてもいい」
「数学なんて、社会に出れば何の役にも立たない」
「ましてや、物理なんて時間の無駄」

勉強しないことを正当化するためのセリフを、親や教師からいわれてしまうと、逆に、「本当にそうなのか?」と、疑問を持ったりするわけですね。

恐らく、「勉強しろ、勉強しろ」といわれている間は、何も考えずに、ただ感情的に反発しているだけなんです。

それが、「勉強しなくていい」といわれると、自分で本当に考えるようになるのです。「勉強する」ということの意味を、自分なりに真剣に考えるようになるのです。

「勉強しろ、勉強しろ」といわれている間は、自覚ができていないともいえます。親が構ってくれているので、責任感がないのです。

でも、「勉強なんかしなくていい」といわれると、すべての責任が自分のところにやってくるのです。少なくとも、そう感じるのでしょう。だから、真剣に考えるようになる。

いかにして、自分のこととして考えさせるか。

ストレートに正面からぶつかった方がいいときもあるし、側面から攻撃する方がいい場合もあるし、はたまた、本人ではなく、別のところから攻めた方がいい場合もあるし。。。

なかなか手強いものです。。。

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