タイプ別指導法~解説編

一昨日昨日と、私の塾講師時代のタイプ別指導法について書いてきました。これが、今の仕事に活きていると思うからです。当然、社員教育にも役立つものだと思います。

昨日の内容を見ると、本当にこれで良いのかと疑問を持たれる方もいるでしょう。

要するに、私の場合、ほとんど褒めているのです。できない人にも褒めてますし、そこそこできている人にも褒めています。一番できるタイプも最後は、褒めています。

叱ったり、厳しいことをいうのは、どちらかといえば、少ないのです。

それで、本当にできるようになるのか。

そんな疑問を持たれる方もいるのではないかと思うのです。

実は、私も、塾講師を始めたころはそう思いました。ですから、できない生徒には厳しく、できる生徒には優しくなっていました。

でも、これでは、あまり成績は伸びませんでした。今思えば、できない生徒はがんばろうとしないし、できる生徒も、できるにはできるけど、現状維持のままだったのです。

どうしてそうなったのか。

できない生徒は、もともと、「自分はできないし、やる気もない」という数学に対して消極的なタイプでした。それに対して、厳しいことをいっていたのでは、やる気も出てきませんし、やる気にならなければできるようにもなりません。

成績が上がらないのは当然だったのです。

逆に、できる生徒には優しくなっていました。できるわけですから、厳しくする必要がないと思ったのです。すると、できる生徒はこれで良いんだと思い、それまで以上の努力をしなくなります。結果として、まあまあいい成績は残しますが、現状維持に留まるわけです。

このことに、いつ気づいたのかは覚えていませんが、先輩の講師や塾長から指導され、徐々に改善していきました。そして、結局行き着いたのは、「褒めて、自信を持たせて、やる気にさせる」という手法です。

タイプ別に違う点があるとすれば、その褒め方、自信の持たせ方、やる気にさせるプロセスです。

褒めるときに重要なのは、本気で褒めることです。ウソはいけません。また、具体的な何かを指摘して褒めるということも大切です。

自信を持たせるためには、「自分にもできる」という気持ちを持たせることです。そのためには、できることを認めてあげて、チャレンジするように励ましてあげることです。

人がやる気になるのは、自分が得意なこと、できることでと、好きなことです。苦手なことやできないこと、嫌いなことに対してやる気になる人はあまりいません。ですから、好きになるように、できるようになるように、うまく導いてあげるわけです。

いきなり得意にはならないでしょうが、少しでもできるということを実感させることが大切です。できていないところをとやかくいうよりも、できているところを認めてあげる。そうすれば、自分はできるという気持ちが芽生えていきます。自分はできると思えるようになれば、少しは好きになってくるでしょう。

厳しく叱っているだけでは、絶対に好きにはなりません。それだけでは、できるようにもなりません。何らかの指導が必要です。

ただダメだというのではなく、どこがどうダメなのかを、具体的に、分かりやすく説明しなければなりません。また、どうやればうまくいくのかを、これまた具体的に、分かりやすく説明しなければなりません。

厳しい指導には、褒めることと具体的な説明が伴わないと、単なる精神的いじめで終わる可能性があります。そうなってしまうと、やる気はなくなり、出来も悪くなります。

私が、今、コンサルティングや各種の研修でやっている原点は、ここにあります。

「褒めて、自信を持たせて、やる気にさせる」

きれい事でいっているわけじゃないんです。

私なりに導き出した、効果的な育成手法なのです。成果をあげる手法なのです。

大人と子どもは違うという方もいるかもしれません。

でも、大人だって、もともとは子どもです。根本は同じです。

今、実際に社会人を相手にしていて、根本は変わらないと思います。

指導する側も、指導される側も、それぞれ個性があるので、一概にはいえませんけどね。

それでも、もっともっとポジティブなエネルギーを活用する方がいいと思います。

その方が、みんながハッピーになりますから。

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