ベルリンの壁崩壊から20年

そんなになるんですねぇ。

といっても、当時の私にとっては、東ドイツと西ドイツが一つになったからといって、特に何かが変わったというわけではありません。

その後、冷戦が終結し、アメリカの一極支配体制から、徐々に多極化しています。でも、その影響がどれだけ自分にあるのかは、あまり実感していません。

確かに、そのことによって政治や経済が影響を受け、自分の暮らしにも影響していることは間違いありません。でも、特に気にしていなければ、気にしないで済んでしまいます。

しかしながら、やはり当のドイツに置いては、いろいろとあるようです。

たとえば、ベルリンの壁の存在を知らない若者(たぶん、かつての東ドイツ側の若者だと思います)が、現在の資本主義の崩壊を見て、やっぱり社会主義がいいと考えるようになるということもあるそうです。

東ドイツ時代を知っているその若者の親は、「資本主義になったから、今の豊かさがあるんだよ」と教えているようです。ところが若者は、今の世界同時不況の原因となった資本主義を悪者扱いし、社会主義がいいと考えているということです。

確かに、資本主義も完璧ではありません。モラルや常識など、何かが欠落すると問題を巻き起こします。でも、これまでの歴史を見れば、どちらがよいかは明らかです。

資本主義というのは、弱肉強食の世界で、競争があって、格差が生じる恐れがあります。でも、競争があるために大きな進歩や発展もあります。厳しい世界かもしれませんが、成長・発展が見込めます。

一方、社会主義は、平等で、格差も生じないかもしれません。その国の中では、格差もなく平和かもしれませんが、資本主義社会と比べると、大きな格差が生まれてしまいました。競争がない分、進歩、成長、発展がなかったということです。

一つ思ったのは、人間社会ではなく、動物や植物も含めた世界は、資本主義に近い部分があるということです。食物連鎖といえば、あまりドロドロした感じはありませんが、実際に起こっていることは弱肉強食です。

でも、一方で、動物や植物の世界は、社会主義的な側面もあるように思います。強い肉食動物が食べ残した獲物にありつく動物がいたり、必要以上に獲物を捕らえないでいたり、みんなで分け合うということが、自然に出来ているからです。人間のように強欲で暴走したりはしないわけです。

たぶん、やっぱり、これが正しいというか、世の中の真理なのではないかという気がします。

生きていくことは厳しい。生存競争というのは、甘いものではない。

これは避けられません。

「働かざるもの食うべからず」ともいいますが、ある程度は、弱肉強食のような、厳しい世界があるのは仕方のないことというか、そうあるべきなのだと思います。

ただ、自分が食べもしない分まで殺すのではなく、自分が満ち足りるところで済ませる。その節度をわきまえることは大切だと思うのです。

要するに、常識のある、節度ある資本主義がいいということです。

で、私は何でも経営に結びつける癖があるのですが。。。

社員というのは、どちらかというと社会主義の傾向があります。特に、大企業で、どちらかといえば、あまり優秀ではない社員は社会主義です。

正確にいえば、社会主義とはいえないかもしれませんが、「あんまり苦労もしたくないし、それなりの安定した収入が欲しい」という考えは、ある意味では、社会主義的です。

一方、経営者や個人事業主、また仕事の出来る優秀な社員は、資本主義的な傾向があります。成果主義的といってもいいかもしれません。

どちらが正しくて、どちらが間違っているということではありませんが、世の中に生存競争がある以上、努力して、成果をあげていかなければ、自分が負けることを覚悟しなければならないと思います。

でも、だからといって、節度をわきまえないと、おかしなことになります。

一般的には、社員は、もう少し資本主義(生存競争)の厳しさを実感するべきでしょう。

一方、経営者は、どちらかといえば、節度をわきまえることを意識した方がいいかもしれません。

特に、社員に対して。

矛盾したことをいっているようですが、経営者と社員は違いますので、経営者の基準で社員を判断してはいけないと思うのです。

とはいっても、社員は、生存競争の厳しさを、もっと実感するべきだとは思いますが。。。

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