できる人は生意気で、できると思っているからできる

昨日も書いた経営者の話。

その方の会社では、3割の人が7割の売上を稼ぐそうです。どこでもそうでしょうが、みんなが均等に稼ぐのではなく、一部の優秀な人が大きな売上を上げているわけです。

その方がいうには、できる人というのは生意気だといいます。反対に、できない人は人がよくて、優しいといいます。

確かにそんな面もあるかも知れません。

もちろん、できる人の中にも、人がよくて、優しい人もいるでしょう。反対もあるでしょう。

この経営者はこんなことをいっています。

「大体、できる人は生意気なんですよ。まあ、生意気にさせてるからできるのかもしれませんが」

「できない人に、『お前はできない』とかいっちゃダメです。本当にできなくなりますから」

「大体、できる人は、自分ができるって思ってますからね。そう思わせたら勝ちなんですよ」

つまり、気持ちの持ち方ができるかどうかを決めているということです。

もちろん、そんなに単純じゃないことは分かっています。できる人ができると思っているのは、本当にできるからです。できもしないのに「自分はできる」と思ったところで、実際にできるようにはなりません。

ただ、気持ちで「できない」と思っていたら、たとえスキルではできるようになっていたとしても、成果をあげることはできないかもしれません。

そこは、本人ができると思えるよう、上司がフォローすべきところです。

いずれにしても、できない人に対して、ただできていないといっても意味がないわけです。

そんなことは、本人だって分かっているでしょうから。

どうやったらうまくできるのか具体的に教えてあげるのなら別ですが、ただ叱責するだけでは、相手に「自分はダメだ」という気持ちを植え付けるだけで、あまり意味がありません。

その経営者はこういいます。

「だから、私は、あえて生意気にさせておくんですよ。最初は、ちょっとこの野郎と思いますけどね。でも、そのうち本当に成果出しますからね。面白いもんですよ」

確かに、その通りだと思います。

私の経験でもそうです。

できない人は、

1.スキルや知識が足りない
2.自信がない(できると思えないからできない)
3.スキルや知識もないし、自信もない

という3つに分けられると思います。

ただ、自信はあるけど、スキルや知識が足りないという人は少数派でしょう。大抵は、2か3に該当すると思います。

2の場合は、できるという気持ちを持たせてあげることが大切です。つまり、励ましたり、勇気づけたりすることが大切だということです。

では、3の場合はどうか。

スキルや知識が身に付くにつれて、自信がついて来るということもあるでしょう。ただ、その前に、スキルや知識を身につけようという気持ちにさせる必要があります。

そうすると、結局、「自分もやればできる」という自信を持たせることが先決なのです。

「お前はダメだ」「できない」などと、叱責してもあまり意味がないのは、こういう理由からです。

「できないくせに、偉そうなこというな」

これも基本的には禁句です。

偉そうなことをいっているうちに、本当にできるようになるからです。

人を育てようと思ったら、まず、その人に「自分はできる」という気持ちを植え付けることが必要です。

そうしないと、頑張ろうという意欲が出てきませんから。

叱責されて、見返してやろうと頑張るのは、ほんの一握りです。そもそも、そういうタイプは叱責しなくても、ある程度はやれるようになります。きっと、負けず嫌いでしょうから。

そうじゃないほとんどの人は、叱責の前に動機づけが必要です。

その一つが「自分はできる」という気持ち。

先の経営者の言葉で言えば、「生意気にさせる」ということです。

生意気も、時には意味があるということですね。

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