社員の言葉遣い
いろいろな会社にお邪魔して気づくことは、社員の言葉遣いは、社長の言葉遣いに似ているということです。もっとも、これは言葉遣いに限らず、いろいろなことが社長に似ていたりします。
やはり、社長は会社の中で大きな影響力を持っているので、知らず知らずのうちに、社員に影響を与えているようです。
面白いのは、似るところは、大抵良い方ではないということです。
たとえば社長が、お客様に対して素晴らしい対応をしているとします。言葉遣い、姿勢、いろいろなことを含めて、すべて素晴らしい対応。でも、残念ながら、そういう良いものについては、あまり伝わっていきません。
もちろん、影響していくことは間違いありませんが、悪いことに比べると伝わり方は遅く、影響力も弱いようです。
反対に、あまりよろしくないこと。これは、すぐに波及します。
たとえば、社内の部下に対しての乱暴な言葉遣い。これは、見事に部下に波及します。
社長 → 部長 「なにやってんだ!このボケッ!!やる気あんのか!!!」
部長 → 課長 「なにやってんだよ!ボケッ!!やる気ないんじゃないの!!!」
課長 → 社員 「てめえ、なにやってんだ!ボケッ!!やる気だせ!!!」
というような具合に、社長の言葉が、階層を経ながら末端まで同じように使われていたりします。
もし、部下の言葉遣いがなっていないとお嘆きだとしたら。。。
ひょっとすると、自分の部下に対する言葉遣いが乱暴なのかもしれません。
部下は、自然にそういうところに影響を受けていますから。
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