後ろ向きな性格を前向きに変える方法

私はもともと、超ネガティブな人間でした。それが言葉になって現れたり、周りの人から見えていたかどうかは分かりません。でも、自分の頭の中は、ほとんど後ろ向きで、ネガティブな考え方ばかりでした。
たとえば、こちらからかけなければいけない電話を忘れていて、先方からかかってきてしまったとき。
「小野瀬さ~ん、電話くれるっていったじゃない!(笑)」
「あ、すみません!」


先方の言葉に(笑)とつけたのは、本気で怒っているっていうわけではないという意味を表しています。本来は当然こちらからかけるべきだし、そうするのが当然のこと。ただ、結果としては、先方との日頃からの関係もあって、水に流してもらえるような出来事だったという場合です。
今の私なら、いいか悪いかは何ともいえませんが、「しまった!やっちまったか!」とちょっと反省(?)して終わりです。それ以上は、何も考えません。考えても仕方がないからです。
もちろん、基本的には、約束したことはきっちり守るようにしていますし、2度としないようにとは思います。ただ、その件についていつまでもあれこれ考えないということです。
でも、昔の私だったら、そんなに簡単には済みません。
「ああ、電話かけるっていったのに、忘れちゃったよ、、、」
「しまった、、、○○さん笑ってたけど、怒ってたかな、、、」
「ああ、どうして忘れちゃったんだろう、、、」
「そうか、あのとき、△△さんに声をかけられて、、、」
「といったって、そのあとかければよかったのに、、、」
「ああ、自分から電話かけるっていったのに、忘れちゃったな、、、」
以下ループ・・・
とまあ、こんな具合で、たかが電話一本忘れただけで(こういう表現は先方には大変失礼ですが、ここではあえてこう表現しておきます)、ウジウジ、イジイジ、ず~っと考えたりしている訳です。
まあ、一事が万事こうだったといってもいいかもしれません。
ところが、今は、全然そんなことはありません。
基本的な考え方も、たぶん、前向き、ポジティブです。ものの見方も、悪い面ではなく、よい面を見るように自然になってきています。
どうしてでしょう?
昔から、このネガティブな考え方とか、昔のことをいつまでも考えていたりするのはやめようと何度も思いました。でも、直りません。
自分でも何とかしたかったんです。で、どうしたら直るんだろうと、心理学の本を買って読んでみたりもしました。日頃から直したい、直したい、といつも思っていたんです。
でも、直りません。
それが、いつの間にか気がついたら、直っていました。直っていたというか、変わっていたという方が正しいかもしれません。
どうしてでしょう?
恐らく、以前は、なんとか直したいと思って、「どうして、自分はこうネガティブなんだろう?」などと、「自分はネガティブ」ってことばかり考えていたから直らなかったのです。
「どうしたらネガティブじゃなくなるのか」ということは、つまり、「自分はネガティブ」ということです。「どうやったらネガティブが直るんだろう」と一生懸命考えているということは、同時に、「自分はネガティブだ、ネガティブだ」と、心の中で唱え続けていたということでもあります。
それが変わったのは、私の場合は、絶対に実現しようという目標ができたからです。
その目標とは、中小企業診断士の資格を取るということです。最初は、何となく経営の勉強をしようと始めた勉強だったんですが、やっているうちに内容が面白くなってきたこともあって、やるからには合格しなきゃと真剣に考えるようになりました。
ところが、仕事をしながら勉強するというのは、結構大変です。仕事も残業、休出は当たり前という状態で、周りの人と比較しても忙しい状況でした。
それでも、やり始めたからには、なんとか時間をつくりだして勉強して、絶対に合格しよう!
そう思ったわけです。
で、通勤の電車の中や、ホームでの待ち時間をうまく活用するために携帯カードを作ったり、ラッシュの電車の中や歩きながらでも勉強できるように学習用の音声テープを購入したり、昼休みの時間を活用したり、とにかくちょっとした時間を活用して勉強するようにしました。ある時期は、仕事している以外は、すべて試験のための勉強でした。
そんなことをしていたら、あれこれ失敗のことを悩んだり、悔やんだり、ウジウジ考えたりする時間がなくなっていたんですね。自然と。
ですから、私の場合は意図して修正したのではなく、自然とそうなってしまったのですが、実は、このようなことは、いろいろな自己啓発本に書いてあります。
「これはダメ」っていうことじゃなくて、「こうしたい」という方に目を向けろ、と。
あるべき姿を目指しているうちに、欠点や弱点が改善されていくということですね。改善されないまでも、強みや長所がウィークポイントをカバーしてしまうということです。
会社でも、クレームを取り上げて「いかにクレームをなくすか」を考えるのではなく、お客さんから喜ばれた事例を取り上げて、「お客様にいかに満足してもらえるか」を考える方が、結果として顧客満足度も上がり、クレームが減少するという話もあります。
もっとも、会社でお客様にいかに満足してもらうかを考えるのは簡単ですが、個人的にあるべき姿に目を向けさせるのは、結構難しいものです。
それができれば悩んでないですからね。。。

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