社内コンテストの功罪

よく社内でコンテストがありますよね。

ミス○○とかいうのはないと思いますが、営業なんかだと定期的に行われているかもしれません。

競争意欲をあおって、全体の成果をアップさせる。

それが狙いだと思いますが、私は、正直いうとあまり好きなやり方ではありません。

なぜか。

それは、味方であるべき社内の人間、仲間を敵にしてしまうからです。

ひょっとしたら、営業という仕事は、個人プレーによるところが大きく、チームワークはそれほど必要ないのかもしれません。でも、私の考えでは、どんな組織であろうが、どんな役割であろうが、チームワークは重要だと思っています。

単なる仲良し倶楽部になるのではなく、そのチームの勝利を目指して、真剣に協力しあうことができたら、そのチームは本当に強くなります。たぶん、そういう姿を見たことがない人がイメージする以上に、大きな力を発揮するようになります。

ところが、社内コンテストというのは、その協力すべきチームメイトと競い合うわけです。

これが、チームワークを阻む要因になるだろうと私は思います。

「なに、こんなのちょっと遊び感覚でやってるだけだから大したことないよ」

そう思われるかもしれません。

でも、最初はそうであっても、そのうちコンテストに勝つことが目的になったりするのです。ライバルをけ落として、、、というところまではいかなくても、ライバルの邪魔をして、、、ということはないにしても、少なくとも、ライバルと手と手を取り合って、協力して何かをするということはないでしょう。

成果主義を導入して問題になることの一つも、これと似ています。自分の成果を追求するために、協力しなくなるとか、チームとしての成果を意識しなくなるとか、後輩の指導をしなくなるとか、いろいろありますが、社内コンテストも似たような状況を生み出すことになると思います。

それでも、コンテストなどをやった方が、うまくいくと思われるかもしれません。全体の成果が上がるように見えるかもしれません。

確かに、今、この瞬間を何とかしなければいけないときには、有効だといえるでしょう。

でも、経営というのは、今も大事ですが、将来も大事です。理想をいえば、今もうまくいって、将来もうまくいくやり方をしなければいけないと思うのです。

コンテストは、ある意味では、ドラッグに似ているのではないかと思います。

使うと、そのときは気分がいい。調子がいい。

だから、だんだんやめられなくなる。

でも、確実に体を蝕んでいく。

社内コンテストや成果主義はそこまで行かないと思いますが、傾向としては似ていると思うのです。

こういうものを使わなくても、気分良く、調子よく仕事ができるようにするのが、経営者や上司の腕の見せ所。

コンテストのたぐいは、簡単にできて、効果があるように見える反面、実は、その副作用もあります。

組織に必要なのは、即効性のある方策ではなく、じわじわと、少しずつではあっても、確実に効果を上げてくれる方策だと思います。

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