立地も店構えも悪い居酒屋

今日は、ある学校で知り合った方と会食。以前連れて行ったもらった、ある居酒屋に行くことに。

その店は、1品の量が多く、刺身、煮魚などもうまく、かつ料金はリーズナブル。結構いい店なんです。ですから、前に来たときも混んでいましたし、今日も混んでいました。

しかし。

この店の立地は、どう考えても悪いのです。最寄りの駅から7~8分歩きますし、周辺には飲食店はありません。それは、ライバルがないからいいというものではなく、そもそもこんなところまで来ないだろうな、という感じなのです。

駅前には、いくらでも飲食店があります。特に店を決めていないとしたら、駅の近くの飲食店に入るでしょう。

確かに、店の周辺にはオフィスがたくさんあります。ですから、きっとそのオフィスの人たちがお客さんの中心なのでしょう。

しかしですね。

この店に行けば分かりますが、初めての客だったら、絶対に引いてしまうような店なんです。「おいしくなさそう」とか、「大丈夫かな、この店」みたいに、ちょっと不安にさせるような店なのです。

まず、この店は地下1階にありますが、その入り口が暗い。正確にいえば、何となく薄暗いイメージがあるということです。ちょっと寂れた地下道に入っていくような感じなんです。

同じ地下の飲食店でも、駅ビルの地下とは全然違います。怪しげなんです。飲食店が数店集まっているのですが、かつては栄えていたかもしれないけど、今は寂れてしまった飲食店街という感じなんです。

ですから、私なら足を踏み入れません。

それでも、勇気を出してその地下街に入っていくとしましょう。すると、これがまた、人の気配があまりなく、営業しているのかどうか分からない店があったり、どこにどの店があるのか分からなかったり、とにかく何だか怪しげなんです。

何とか、その目的の店にたどり着いたとしても、これが外観だけ見ると、ちょっと遠慮したくなる感じ。そもそも建物が古いのでやや清潔感に欠けます。さらに、整理整頓されてもおらず、廊下にいろいろなものが置いてあるので、「この店大丈夫か?」と、何だか不安になるんです。

しかしですね。(今日は、しかしが多い)

一度店に入るとあらびっくり!席はほぼ埋まっていて、とてもにぎやか。料理が出てくると、うまいし、ボリュームはあるし、とてもよいのです。

さらに、お勘定を見てニコニコ。これだけ食べて、これだけ飲んだのに、こんなもの?

安いのです。

で、この店が繁盛しているのは、どう考えてもクチコミしかありません。しつこく説明してきたように、フラッと入るような立地でもないし、店構えでもありません。むしろ、どちらかといえば、避けてしまうような店なのです。

広告宣伝にお金をかけているとも思えません。

それでも、お客さんでいっぱい。。。

やっぱり、この店は、料理の質と量、料金設定などで勝負しているのです。

私が、この店を教えてもらったように、「この店いいよ」と誰かが誰かにクチコミでよい評判を広めているのです。その知り合いも、その当時の会社の先輩に教えてもらったといっていました。

この店を見て、思いました。

飲食店に限りませんが、立地も店構えも、いいに越したことはありません。でも、たとえ立地や店構えが悪くても、経営次第で、繁盛店ができるということです。

自社の置かれている状況を冷静に見極めれば、その条件をうまく生かして、勝負に勝つ方法が見つかるのです。

環境のせいにしてはいけない。

そう思いました。

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