まず、自分が変わる

「人を変えたければ、まず自分が変われ」

よく言われることです。

そうはいっても、分かっていても、現実的には難しいことでもあります。特に、上司が部下に対して、先輩が後輩に対して、親が子供に対してというように、年長者から年少者に対する場合には、きわめて困難になります。

年長者は、年少者は未熟だから、どうしても指導しよう、教えようと思います。それが自分の義務であるとも思って、よかれと思って指導します。ですから、相手を変えるために、自分が変わるなどということは思いもよらないのかも知れません。

でも、内容にもよりますが、指導したから、教えたからといって相手が変わるとは限りません。

まず、相手と自分の間に信頼関係ができているかどうかが問題です。自分の方は、十分信頼関係ができていると思っていても、相手の方は、表面を取り繕っているだけかも知れません。相手が本音を隠しているということはよくあることです。

次に、相手の問題意識と自分の問題意識が同じかどうかが問題です。自分にとっては大きな問題でも、相手にとっては些細なことであれば、いくら指摘したところで改善されません。相手も、それが問題だという認識を持って初めて、改善しようという意識が芽生えてくるものです。その認識がなければ、いくら口を酸っぱくしていっても、のれんに腕押し、馬の耳に念仏状態です。

では、どうすればいいか。

思うに、やはりまずは、信頼関係づくりだと思います。

人間は誰でも、信頼できる人のいうことなら、素直に聞くものです。ですから、結局、本当の信頼関係ができていれば、前述の2つの問題は、両方とも解決してしまうのです。

では、信頼関係を作るのにはどうしたらいいか?

相手の話を聞くこと、心から受け止めることだと思います。

つまり、自分が変わることの一つは、相手を変えようとしていろいろと話をするのではなく、相手のことを理解するために相手の話を聞くこと。

こんなことは、あちこちでいわれています。常識かも知れません。

でも、自分のことを棚に上げて言えば、できている人は本当に一部の人だけです。

多くの人は、相手のことを理解していません。理解したつもりにはなっていても、実際には理解できていません。相手と自分の間にある溝に気付いていないのです。

相手を変えるためには、まず、その溝を埋めなければなりません。

相手を変えようとするのではなくて、溝を埋めることに注力する。

それが、自分が変わる一つのポイントではないでしょうか。

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