ルーチンとマンネリ打破
一流の人には、その人なりの決まったパターンがあるといいます。
たとえば、イチロー選手。
ベンチから、ネクスト・バッターズ・サークル、そこからバッターボックスへ。その中で、決まってやることがあります。
特にバッターボックスに入ってからは、多くの人が真似しているので有名だと思います。
また、自宅から通っているときは、必ずカレー(しかもいつも同じ味)を食べて出てくるとか、凡人には「そこまでするか?」と思わせるぐらいのルーチンがあります。
これは、いつも同じことをやることで、いつも同じ状況、状態を作り出すということで、有効なのだと思います。
いつもと違うことをやると、変に緊張したり、肩に力が入るので、いつも同じことをして、平常心を保つわけです。
そういう意味では、機械のように行われるルーチンは、非常に大切なことです。
しかしながら、ルーチン・ワークということになると、これが好きだという人はあまりいません。やらなければいけないことは間違いありませんが、できれば、そういうことは避けたいと思う人も多いでしょう。いつも同じでは飽きますからね。
また、いつも同じことをやっていることがいいとは限らないという問題もあります。
そもそも、もっと効率的なやり方があるのに気づいていなかったり、周りの状況が変わったため、変更した方がいいということもあります。
何も考えずに、同じように繰り返していたのでは、進歩がありません。
ですから、変えていかなければならないこともたくさんあるのです。
イチロー選手も、実は、いろいろと変わっています。
日本でブレイクした時は、振り子打法と呼ばれた少し変わったバッティング・フォームでした。それが、いつの間にか普通のフォームになりました。その他にも、バットを寝かせて構えたり、立てて構えたり、スタンスをオープン気味にしたり、膝を、、、とにかく、いろいろと変わっているのです。
自宅では、毎日同じカレーを食べて、バッターボックスに向かうときには、驚くほど、同じルーチンを繰り返しているのですが、いざ打つことになると、ドンドン変わっているのです。
会社も、同じじゃないかと思います。
人が驚くほど、徹底してルーチンをこなすこと。
その一方で、これで良しとせず、マンネリをそのままにせず、どんどん進化させていくこと。
一見すると相反するようですが、これを両立させることが、全体としてのレベルアップの秘訣なのかなと思います。
さて、自分自身はどうか。。。
どんどん変えるのは得意ですが、徹底してルーチンをやり抜く方が弱いかな。。。
頑張ります!!
投稿者プロフィール

最新の投稿
変革ストーリー2021.01.11【企業変革ストーリー】第一章「一念発起」 経営のヒント2020.02.24上司のひと言で部下は変わる 経営のヒント2020.02.17人前で話すのが苦手だった私が、今では講師になりました… 経営のヒント2020.02.10経営者やリーダーに人望は必要なのか?