売れすぎパスモ
ものが売れないのは困りますが、反対に、売れすぎてしまうのも困ることがあるようです。
3月に首都圏でサービスが開始されたパスモは、売れすぎてしまい、販売を制限するとか。
ものによっては、売れすぎてしまって手に入らないとなると、よけいに欲しくなるものもあります。そういうものは、プレミアムがついて、高値で取り引きされることも多いものです。企業によっては、あえてそれを狙って、販売数量を調整する戦略を取る場合もあるでしょう。
もっとも、そんなことをしているうちに、購入意欲が失せてしまい、販売機会を損失ということにもなりかねません。自社の商品の価値を踏まえた上で、そのような戦略をとるかどうか決定するべきです。
もちろん、パスモがこのような戦略をとろうとしたわけでないことは明白です。そんなことをしても、価値が高まるとは思えませんから。
単なる、見込み違い。
うれしい悲鳴かもしれませんが、人によっては、予想が甘いなどとおっしゃる方もいるようですね。
さて、私はといえば、先日パスモのオートチャージカードを申し込みました。それが、昨日手元に届いたのです。
世間では販売調整に入っているというニュースを見たばかりだったので、何だか得したような気分です。もちろん、何も得はしていないのですが・・・
早速本日、磁気カードの定期券を、パスモに移行しようと思いました。券売機でできるという情報があったので、駅の券売機に向かいました。
さて・・・どうしたら良いんだ???
最近の券売機は、機能が豊富で、どうも戸惑ってしまいます。かつての券売機は、値段のボタンを押すだけで、大人用と子供用を間違いないようにするとか、連絡切符かどうかを意識していればそれで済みました。
ところが、最近の機会は、ご存じのように回数券も、定期も、切符も、パスネット(JRならイオカード、スイカ)も購入でき、選択の幅が広がった分、操作が難しくなりました。
しかも、私は、最近切符を購入しません。スイカやパスネットを使うからです。たまにしか券売機を使わないので、いつも戸惑うのです。
さらに悪いことに!
今日の操作は、生まれて初めての体験です。ちょっと大げさですが、磁気カードの定期を、パスモに移行するなど、生まれてこの方やったことがありません(当たり前ですが)。
さて・・・どうしたものか・・・
窓口でやってもらおうかと思いましたが、見れば長蛇というほどではありませんが、かなりの列ができています。仕方がないので、券売機でチャレンジ。
えっと・・・「定期券」のボタンを押せばいいのかな?
よし!
押してみたら、あとは簡単でした。
新規の定期か継続の定期か、磁気カードの定期かパスモの定期か、はたまたパスモへの移行かなど、分かりやすく画面に表示されるからです。
何だ、簡単じゃない。
やってみれば、あっという間に処理は終わり、シンプルな操作で、非常に簡単でした。
でも、最初どうすればよいかが分からない。
パスモの定期券に移行したいわけですが、「パスモ」というボタンと「定期券」というボタンがあるので、どちらを押せばいいのか分からないのです。
また、こういう機械は一度押してしまって、訳の分からないことが起きたらどうしようという不安もあります。だから、躊躇してしまうのです。
中には、とりあえず押してしまって、大変なことになったと大騒ぎしている方もいらっしゃいますが、私にはそんなことをする度胸はありません。恐らく、私のように度胸のない方も多くいらっしゃるでしょう。
そして、私の行ったような作業をしようとしている人も、たくさんいるに違いありません。
それならば。
「定期券をパスモへ移行される方は、○○を押してください」など、一目で分かるようにしておいてくれるとありがたい。そう思いました。
やってみれば、簡単なんですが、初心者には分からないんですから。
<今日の教訓>
自分では分かるつもりでも、お客様には伝わらない。
それがないために、機会損失につながることもある。
初めて見る人でも、一目で分かるように表示しよう。
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