どこかにニーズはある!
多くの会社が、売上の減少に悩む今。世界の○○といわれる企業でさえも、大きな赤字を出しています。そして、人員削減に踏み込む企業も出てきました。
この先、景気はしばらくよくならず。。。
さらに深刻な状態に。。。
先行きの見通しが暗いので、消費は低迷。。。
ああ、いやだ!
暗い話ばかり!
しかしながら、こんな状況の中でも、売上を伸ばしている企業は存在します。大手の企業でいえば、ユニクロのファースト・リテーリング。独自の商品で売上を伸ばしています。
それだけではありません。
今、注目を集めているのが、レンタルとか、シェアとか、修理のビジネスだそうです。
共通しているのは、消費者の節約志向に着目しているところ。
景気がよければ新しい商品を買うところが、景気が悪いから、借りてすませたり(レンタル、シェア)、修理して長く使おうということです。
また、無駄に消費をしないということは、環境にも優しい。そんなところも、注目を集めている要因の一つです。
もっとも、モノを作っている会社にとっては、モノが売れなくなるわけですから大変です。実際、現実問題として、多くの企業が苦しんでいます。
でも、どこかにニーズはあります。
人間は生きていくためには、食べなきゃいけないし、生活必需品を買わなければいけません。また、いくら不景気でも、本当に生活に必要なモノだけですませることはなかなかありません。これまでの生活に慣れてきてしまえば、多少の贅沢、余暇、娯楽への出費もゼロになることはないはずです。
たとえば、本当に切りつめようと思ったら、ブランドのバッグをレンタルすることもないでしょう。今持っているモノを使えばいいのですから。でも、今のような状況であっても、「この程度だったらお金を出せる」という範囲なら、お金を出してくれるのです。
確かに、財布のひもは堅くなっています。でも、それは文字通り、ひもが堅くなっているだけ。財布の中身は、有り余ってはいませんが、それなりには残っているのです。
実は、これは、今のような事態が起こる前からそうでした。
高度成長時代と違い、今は、誰もが一通りのモノを持っています。だから、なかなかモノが売れない。このことは、かなり前からいわれています。
そこに来て、世界的な不況。
だから、なおさら、モノが売れなくなりました。でも、結局は、不況が悪いわけではありません。もちろん、景気がよければモノは売れやすくなるでしょう。でも、それは、売り手の力で売れているというよりは、買い手の力に依存しています。もっといってしまえば、多少買い手が無駄遣いすることに依存しているともいえます。
それは、ちょっと極端な表現かもしれませんが、とにかく大切なのは、お客さんが欲しいと思えるものを作ること。お金を出しても受けたいというサービスを提供すること。
どんな時代であっても、「お金を出しても欲しい」というモノを提供すれば商売は成り立つのです。当たり前ですが。。。
とにかく、売れないことを、不況のせいにしているうちは、苦境から脱却できないでしょう。
自分がやるしかない!
そう思うことが大切だと思います。
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