2枚のはがきを見て思う。。。せっかく出すんだから。。。
ビジネスの世界では、初対面の時、名刺交換をします。異業種交流会などでは、たくさんの名刺を頂きますが、その後それが活用できるかどうかは本人次第。
名刺交換は、本当にスタートであり、その後の関係をいかに積極的に作っていくかが大切です。
そのための第一歩として、名刺交換したその日か、遅くとも翌日ぐらいにメールをするということがあります。そうすれば、より印象に残りますし、関係が発展しやすいからです。
また、メールでは埋もれてしまうので、はがきを出すということもあります。はがきだと送料もかかるし、書く手間もかかりますが、その分インパクトがあるということです。
ただ、いずれにしても、とても大切な何かを忘れてしまうと意味がありません。
それは何か。
たまたま、今週、2枚のはがきを頂いたのですが、この2枚のはがきが端的に表しています。
1枚目はこちら。
2枚目はこちら。
さて。
もし、皆さんがこのはがきを受け取ったとしたらいかがでしょうか?
正直申し上げると、1枚目のはがきは単なる宣伝にしか見えません。かろうじて、「先日はありがとうございました」と手書きされているので、先日お会いした方からのはがきだと分かります。もし、それがなければ、どこかの会社からDMが来たとしか思いません。
これでは、せっかく手間暇かけてはがきを出しても意味がないでしょう。
宛名も印刷されていて、いかにも機械的に送っているように思えます。実際は、宛名のデータを入力しなければなりませんから、1枚目のはがきを出すときには、それなりの手間がかかっています。
でも、「ああ宣伝だな」という印象が強く、いい印象はありません。
一方、2枚目のはがき。
こちらは、沖縄料理の店ですが、宴会をしたときの礼状です。内容としては、次にも利用してもらおうという宣伝かもしれませんが、宛名も文面も手書きで、心が込められている感じがします。特別なことは書いてはありませんが、とてもいい印象が残ります。
手書き、手作り、アナログのいいところです。
データを入力して、印刷すれば、手軽に、大量のはがきが印刷できます。
でも、結局、そこにはそれなりの心しかこもっていないし、受け取った方もそれを感じ取るのです。
いちいち手書きではがきを書けば、それなりに時間もかかりますし、たくさん書けば手も痛くなります。でも、心を込めて書いていれば、かけた時間の分、心がこもり、それが相手に伝わっていくのだと思います。
実は、私、ある方に刺激されて、何かあったら手書きのはがきを送ることにしています。そのためのはがきも作りました。でも、面倒くさがって書かないことも多いのです。いけませんね。。。
これからは、もっと頻繁に、心を込めてはがきを送りたいと思います。
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