名刺交換をした人から、突然メルマガが届く
昨日、名刺交換したあとに、メールやはがきでコンタクトをとることについて書きました。それで思い出したのですが、最近、名刺交換した方から、突然、メルマガが届くことが増えました。
実は、それがあまりいい気分ではないのです。
人間関係ができている人からのメルマガは、別にイヤじゃありません。でも、ただ名刺交換をしただけで、いきなりメルマガが来ることについては、私は不快に思います。
メルマガの前に、メールのやりとりがあるとか、名刺交換以外に会話をしたとか、何かあれば別ですが、ただ名刺交換しただけでメルマガを送ってこられると、「ああ、営業だな」としか思えません。
頭が固いのかもしれませんが、私はそのようなメルマガが届いた時点で、その人との関係を築く気持ちがなくなってしまいます。メルマガが届いたことによって、名刺交換をした知り合い(候補)から単なる営業マンに格下げです。
一応、「不要な人はここから解除してください」という文面が入っていますが、それは、受け取る人への配慮というよりも、それを書いておかないと問題が起こるという送信側の都合です。
自分の都合だけで行動する人は、好きになれません。
メルマガは、一応、「小野瀬真也様」と、いかにも個別に送っているかのように見せかけています。でも、これは名簿から差し込みをしているということは、誰もが知っていることです。
リストの中に加えられて、機械的にメルマガを送られている。
そう思うと、あまり愉快な気分にはなれません。
でも、最初だけでも、「これからメルマガを送らせて頂くので、よろしくお願いします」と、ほんの少し配慮してくれれば、全然OKです。それだけで、1対1のコミュニケーションをしているような気になるからです。
メルマガを読むかどうかは別ですが、送られてくることについて不愉快に思うことはありません。
関係づくりは、ほんの些細なことで、大きく変わってくるんだなと思います。
便利な世の中になって、無料で多くの人にコンタクトができるようになりました。
でも、その分、心のこもっていないコミュニケーションも増えました。
どんなにインターネットが発展しても、直接会って話をすること以上のものはないですからね。
だとすると、せっかく直接話をして、名刺交換をしたのに、その後の対応で関係を壊してしまうのは非常にもったいないこと。
要は、その他大勢の一人として扱うのではなく、その人一人ひとりと、個別にコミュニケーションしようとする気持ちが大切なんですよね。
だから、コピペのできないはがきの方が、人間同士の交流ができたような印象になるのかもしれません。
私は、メールも使いますし、ツイッターもやってますし、こうやってブログも書いていますし、インターネットを活用することは否定しません。
でも、便利さにかまけて、伝えようという思いや、一人ひとりを大切にする思いを失わないようにしたいと思います。
商売の重要なポイントも、ここにあるような気がします。
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