職場での無駄なおしゃべりはありか、なしか

事務処理をしているオフィスで、仕事に余裕があるとき。

近くの社員と、どうでもいい無駄話で盛り上がり、談笑している会社と、仕事に余裕があるときであっても、無駄話一つせず、黙々と仕事している会社。

さて、どちらの会社の方が団結力があるでしょうか?

最初にいっておきますが、この問いに完璧な答えはありません。どちらのパターンの会社でも、団結する会社は団結するし、団結しない会社は団結しません。ですので、正解というものはありません。

ただ、私の経験上では、どちらかの方が団結力があるケースが多いのです。

明らかに違いがあるのです。

さて、どちらでしょうか?

前提は、仕事に余裕があるとき、です。仕事が切羽詰まっていて、忙しいときではありません。余裕があるとき、というのがポイントです。

では、そんな仕事に余裕があるときのことです。

団結力がある会社はどちらの会社でしょうか?

A:近くの社員と、どうでもいい無駄話で盛り上がり、談笑している会社

B:無駄話一つせず、黙々と仕事している会社

さあ、どちらでしょう?

私の経験上では、Aの方が団結力があります。

誰かがピンチになると、周りの人間が助けようとするのはAの方です。

Bはどちらかというと、他人に無関心です。自分のことはしっかりやるけど、それ以上のことはしないという人が多く、みんなまじめに仕事しているけど、助け合ったり、協力し合ったりということはあまりしません。

一方、Aは周りの人に関心があって、よくおしゃべりをします。余裕があれば、この前食べた美味しい料理の話とか、話題のスポットの話とか、家族の話とか、いろいろ話します。無駄話と言えば、無駄話。でも、その代わり、誰かがピンチになると、すぐに察して、「手伝おうか?」とか「大丈夫?」とかお互いに声を掛け合います。無駄話だけではなく、仕事上必要な、有益な声かけも日常的に発せられます。

結局、その延長線上で、何かの時にしっかりと団結するのです。

Bは、周りの人に関心がないので、周りの人がどういう状況なのか気付かないし、気付こうともしません。結局、みんなでまとまって、一致団結して何かをするということもないのです。

実は、一見無駄なおしゃべりというのは、非常に重要です。一見すると無駄なおしゃべりがあるから、お互いのことを知ることができます。気軽におしゃべりをしているので、大切なことで声をかけるのもかけやすいのです。日頃、全然話をしていないと、仕事上の重要なことで話しかけるのも難しくなります。

経営者や上司の多くは、Bを好むようです。給料を払っているんだから、サボったりせず、しっかりと働いて欲しいと思うのでしょう。それも無理ありません。

でも、多少余裕のあるときには、雑談をするぐらいは大目に見る方がよいのではないかと思います。むしろ、積極的に雑談を推奨する方がいいかもしれません。

バカなことを言っていると思われるかもしれませんが、その方が社員同士のコミュニケーションが活発になるからです。

よく、社員同士の交流を深めるために飲み会をやったりします。でも、それだったら、仕事に余裕があるときに雑談させた方が、よっぽど自然なコミュニケーションができます。わざわざ飲み会をセッティングする手間暇も省けます。飲み会が嫌いな社員も交流できます。もちろん、飲み会には飲み会の意義がありますけどね。

日頃からおしゃべりしていると、報連相もスムーズにできるようになります。

よく経営者から聞く嘆きがあります。

「口を酸っぱくして、何度もきちんと報連相しろといっているのに、全然できてないんだよ」

どうしてできないのか?

どんな内容であったとしても、話をすることに勇気がいるからです。話をすることそのものに勇気が必要だとしたら、話しにくい、叱られるかもしれないクレーム情報など、きちんと報告するという流れにはなりません。

もちろん、それじゃいけないわけですけど、ただ「きちんと報連相しろ」と言い続けていてもなかなか改善しません。

「報連相しろ」ということに加えて、報連相しやすい環境をつくっておくことが大切です。何でも話しやすい空気をつくっておけば、自然に報連相するようになります。

その最初のステップとして、職場でのおしゃべり、雑談はとても有効です。

たかが雑談、されど雑談。

雑談にも大きな意味があるのです。

というわけで、職場での無駄なおしゃべりは、、、

断然あり!

気軽に、楽しく、雑談しちゃいましょう。

雰囲気もよくなりますし、チームワークもよくなります。

まあ、限度はわきまえないといけませんけどね。