企業変革に失敗する理由

企業を変えたい。

社員の意識を変えたい。

今の事業構造を変革したい。

現状を打破するために、何かを変えたいと思っている社長も多いことと思います。でも、なかなかうまくいかないのが現実です。

なぜか。。。

一つは、人間は変化を嫌う生き物だからです。

誰でも慣れ親しんだ習慣を変えることは、なかなかできません。習慣になっていることは、そのままやる方が圧倒的に楽です。

たとえば、朝起きたら、最初にすることは何か。

おそらく、たいていの人は、朝起きて、最初にすることは何か決まっていると思います。別に、これをしようと決めたわけではないとしても、いつの間にか決まってきていて、毎日同じことをしていると思います。

最初にすることだけではなく、その次にやること、さらに次にやること、そのまた次にやること、、、と、出勤するまでにやることには、決まったパターンがあるのではないでしょうか。

逆に、そうじゃないと、毎日毎日、相当のエネルギーを消費します。

何をするか決めるのは、結構、エネルギーがいることなんです。なので、決まったパターンがあると、とても楽。何も考えずに、そのままやればいいからです。

何も考えずに決まったことをやるというのは、無駄なエネルギーを消費せず、とても楽なのです。

逆に、その決まったパターンを崩すことは、とてもエネルギーが必要になります。

無意識に行動すると、毎日のおきまりのパターンに落ち着きます。その落ち着くパターンに逆らって、違うことをやろうとするには、強い意志が必要です。大げさな感じですが、明確に意識しながら行動しないと、いつものパターンになってしまいます。おきまりのパターンは、無意識のうちにやっていることなので、そうならないようにするには、いちいち次はこれをやらないでこっちをやる、と意識していなければならないのです。

これは疲れます。

人間は楽な方に流れる生き物なので、気を抜くと、いつものパターンに戻ります。その方が楽だし、気持ちがいいし、疲れないからです。

逆に何かを変えるためには、常に意識して、あえて違うことをやろうとするので、何だか落ち着かないし、違和感があるし、疲れます。

だから、一度習慣になったことは、そう簡単には変えられません。

自分一人の習慣を変えるのにも相当な苦労があるのですから、組織の習慣を変えることがどれだけ大変なことなのか、想像できるでしょう。企業変革というのは、それだけ大変なことなのです。

企業を変革するには、組織を変えようというリーダーが、相当頑張って、頑張って、頑張って、変えようとし続けなければなりません。自動的に組織は変わりませんので、リーダーのパワーで変えていかなければならないのです。

企業変革を実現するには、我慢と忍耐と強大なパワーが必要です。

でも、我慢と忍耐は、そうそう長く続くものではありません。

強大なパワーを発揮し続けることも困難です。

なので、企業変革はうまくいかないのです。

何かを変えるのには、大きなエネルギーが必要で、そう簡単には変わらないというわけなのです。