ビジョンを絵に描いた餅で終わらせないために

組織をまとめていく上で、皆が共有できるビジョンを描くことはとても重要です。魅力的なビジョンがあれば、社員のモチベーションも高まりますし、結束力も強くなります。ビジョンがあることで、実行力が高まり、業績の向上にも繋がります。

でも、それはうまくいった場合。

ビジョンさえつくれば、すべてがうまくいくというわけではありません。

せっかくビジョンを描いても、「そんなの無理だよね」とか「それは夢だよ」とか、否定的な見方をする人もいます。どんなビジョンを描くか、ビジョンをどう伝えるか、現状の会社の状況はどうか。うまくいくかどうかは、様々な要素によって左右されます。

たとえば、給料も安い、残業がとんでもなく多い、休日も少ない、職場は殺伐としていて雰囲気も悪い、もちろんチームワークも悪いというような状態で、魅力的なビジョンを描いてみても、現実とのギャップが大きすぎて、うまくいきません。

「そんなビジョンの前にこの現実を何とかしてよ」というのが、社員の本音だとすれば、いくら魅力的なビジョンであっても何も変わりません。

そんな場合は、相当時間をかけて、じっくりとビジョンを共有していくか、ビジョンの前に労働環境を改善する努力をするか、何らかの工夫が必要になります。

社員が、意欲的に新しいことにチャレンジするかどうかという点も、大きく影響します。みんなまじめに言われたことはきちんとやるけど、自分から進んで何かをやるというわけではないという状態だとしたら、せっかくのビジョンもあまり機能しません。それまで通りまじめに仕事に励むでしょうが、何かを変えるというエネルギーはないからです。

ビジョンを絵に描いた餅で終わらせず、実現させるためには、しっかりと作戦を考える必要があります。

まずどこから手を打つか。

どんなビジョンを描くか。

描いたビジョンをどのように伝えるか。

そもそもビジョンは何を目的にしているのか。

様々な要素を頭に入れて、ビジョンを実現していくためのプロセスを、綿密に設計することが必要です。

もっとも、リーダーが、「これは何としても実現したい」「俺はこうしたい!!」というように、熱い思い、情熱を持っていれば、多少の障害は乗り越えられます。

逆に、いくらうまくプロセスを設計しても、リーダーに情熱がなければ、うまくいきません。

まずは、リーダー自身が情熱を持って取り組めるようなビジョンを描くことが大切です。

多少の障害があっても、何としても実現するんだという思いを持てるようなビジョン。

自分の心の底から湧いてくる、自然と心が熱くなるようなビジョン。

かといって独りよがりではなく、メンバーに共感してもらえるビジョン。

そんなビジョンが描ければ、最初の関門はクリアです。

自分の気持ちを整理し、自分の心に問いかけて、熱いビジョンを描いてみませんか?

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