突き抜けた人になりたい

私の好きなテレビ番組の一つに、TBSテレビの「マツコの知らない世界」という番組があります。

確か、もともと深夜に放送していて、視聴率が高かったので、火曜日の午後9時というゴールデンタイムに進出してきた番組です。私は、深夜のときは知りませんでしたが、ゴールデンになってからこの番組を知り、欠かさず見るようになりました(笑)

何が面白いのかというと、ゲストとして出演される人のマニアックぶりです。

食べ物系の人だと、少なくとも毎日1回はそれを食べる。飽きないのだろうかと思うわけですが、いろいろな店、いろいろな種類のものをひたすら食べ続ける。

探求者とでもいうのでしょうか。

すごい・・・としかいいようがありません。

もっと刺激的なのは、何かのものにこだわっている人。

先日登場したのは、信号機のマニア。

各地の信号機を見て楽しんでいるのだとか。確かに紹介された信号は、そのへんでは見られないものだったりして、「へぇ〜」と思うものでした。

でもね。。。

それを見るために、各地に遠征するとは。。。

すごい・・・

実は、私、このような人になりたいんです。

何かで突き抜けている人。

私自身、結構こだわりを持ちやすいタイプなのか、何かに凝りだすと結構ハマります。そこそこまで追求します。

たとえば、大学生の頃ハマっていたのは、アガサ・クリスティ。

もともと推理小説が好きで、シャーロック・ホームズは当然コンプリートしていたし、それ以外にも有名どころはそこそこ読んでいました。そんな中で出会ったのがアガサ・クリスティ。

『オリエント急行殺人事件』『ABC殺人事件』『アクロイド殺人事件』などの超がつくほど有名なものについては、当然読んでいたのですが、大学生の頃に見つけたのは、もっとそれ以外にもいろいろあるということ。

もともと読んでいたのは、新潮文庫とか角川文庫とか一般の文庫。その時見つけたのは、ハヤカワ・ミステリー文庫(今は、クリスティ文庫)で、クリスティだけで、100冊近くあるんです。名探偵ポアロやマープルじゃないクリスティもたくさんあって、そっちも面白かったので、結構読みまくりました。

でも、あと10冊ぐらいでコンプリートというあたりで終了・・・

たぶん、就職したからだと思いますが、読まなくなってしまいました。

ここまで読んでいる人はそうはいないと思いますが、今ひとつ突き抜けていない。。。

音楽でいえば、勝手に師匠だと思っている大滝詠一さんと山下達郎さんについては、ある時点以降に発売されたCDは完璧に揃っています。

クリスマス・イブなんて、何枚持っていることか。アナログのシングルに、8cmの小さいCDシングル、通常サイズのCDシングルは何枚あるだろう・・・

でも、初期に発売された限定の12インチシングルは持っていない!

あ〜残念!

達郎さんについていえば、最近毎年やっているツアーには、少なくとも1回は参加。結構行ってます。毎週やっているTOKYO FMのサンデーソングブックという番組も欠かさず聞いています。ファンクラブにも入ってます。

かなりのマニアだと思いますが、1980年〜1983年ぐらいのブレイクした直後あたりについては、ライブにも行っていないし、すべてを持っているわけでもありません。だからなんだという話ですが、そのへんも網羅しているマニアックなファンは相当いると思われるので、私ごときではかないません。。。

別に、他人と比較してどうこうではないので、別に構わないんですけど、何かに突き抜けたいと思っている私としては、そこそこマニアックなんだけど、どれも突き抜けておらず、どれも中途半端な感じが残念なのです。

これは、仕事にも言えるかなぁと思っています。

人を元気にしたい、人が輝く組織をつくりたいというのが当初からの思いなので、どうしても「人」にフォーカスした仕事になります。

でも、人事とか労務管理は、ちょっと違う。

評価制度などはとても重要ですが、そういうのを作るのは専門ではありません。評価者研修などもやりますし、目標管理の研修もやります。でも、そういう研修よりも、何か課題を解決するためのプロジェクトのバックアップのほうが好きですし、メインとしてやっていきたいことです。で、こちらの方は、実は人事というよりは、マーケティングの視点が欠かせなくなってくるのです。

企業の課題を解決するという場合、やはり顧客を意識した改革になりますので、マーケティングが関係してくるのです。

では、マーケティングが専門なのかというと、そういうわけでもない。

マーケティングについても、そこそこ勉強してるし実践経験も積んできているとは思いますが、それよりももっとやっているのは、人のやる気を引き出すための取り組み。組織開発ですね。リーダーを育てるというのもあります。

一体専門は何なんですか?

そう言われてしまうと、なんだかはっきりしない答えになってしまうというのが実態です。

もっとわかりやすく、とんがった専門性が欲しいと思ったりもするのですが、しょうがないかなとも思っています。結局、組織を改革するためには、幅広い視点が必要なんです。

たとえば、心理学とか、動機づけの理論、組織行動学などが必要です。同時に、企業がお客さんに何かを販売して収益を上げている以上、マーケティングの視点も欠かせません。改革の内容によっては、経営戦略についても分かっていないと困ります。

実際、専門バカ(ちょっと不適切かもしれませんが)が集まると、収集がつかなくなって何も進まなくなるんですよね。

幅広く、それなりの深さで何かを知っておくということも重要なわけです。

ということで、私は、これからも何かが突き抜けるわけではなく、中途半端にマニアックに生きていくことになるのでしょう。

でも、やっぱり、マツコの知らない世界に出てくる人たちってすごいな〜と思ってしまうんですけどね。