社員をやる気にさせる「やる気スイッチ」はどこ?

社員のやる気がないという悩みが多い

社員研修など、人材育成関連の仕事をしているので、よく、

「うちの社員が○○で」

という、相談を受けます。

よくあるものの一つが、

「どうもやる気がないんだよねぇ」

というようなもの。

一応、一通りのことはやるものの、それ以上でもそれ以下でもなく、

サボっているわけでもないけど、すごく一生懸命やっているわけでもない。

「悪くはないんだけど、もう少し頑張って欲しいんだよなぁ」

という感じです。

やる気がないのは、仕事が単なる作業になっているから

その原因の一つは、仕事が単なる作業になっていること。

自分から進んでやろうというよりは、指示されたことをやっているという受け身の姿勢が強い。だから、仕事に魂が入らず、とりあえずこなすという感じになってしまうのです。

大事なのは、自分で考えて仕事をするようにすることです。

そうすれば、やらされているという受け身から、自分からやるという能動的なものに変わります。

自分で考えさせるといっても、定型的な仕事ではあまり考える余地がないかもしれません。でも、ちょっとした工夫で仕事の質を高めることは可能なので、そこに期待してみるといいのではないでしょうか。

仕事の重要性を理解していないとやる気にならない

別の観点からは、その仕事の重要性を伝えるということもあります。

何となくこなしているだけで作業になっているというのは、その仕事の重要性を理解していないからかもしれません。定型的な処理で、あまり面白くないからとりあえずやっているだけになっているのかもしれません。

確かにあまり面白くない仕事かもしれませんが、それをきっちり、正確にやっていかないと事業がきちんと回らないことも事実。そこでミスが起これば、クレームになったり、仕事を失ったりする可能性もあります。

でも、そういうことは分からず、つまらない仕事だと思ってやっていることがあります。

そういうときには、その仕事の重要性を説明すると共に、「いつもよくやってくれてありがとう」という感謝を伝えたりすると、自分が役に立っている気がして、より頑張るようになります。

仕事を楽しめるようにすればやる気になる

そして、最高のやる気スイッチは、仕事を楽しめるようにすることです。

仕事の内容にもよりますが、仕事にやりがいを感じたり、達成感を感じたり、充実した感じを持てれば、仕事に対するやる気はぐーんとアップします。

上司のやるべきことは、そうなるような環境をつくること。

上司の説教は、社員の心には届きにくい

一生懸命仕事するように説教したり、気合いを入れて仕事するよう叱咤したり、ちょっとたるんでるんじゃないかと叱ったりするのも、時には効果があるでしょう。

でも、そういうのは、だんだん社員の耳には入らなくなります。

「あ、また始まった…」

と、とりあえず聞いているのですが、右から左へ受け流す状態になってしまうのです。

社員が不真面目だからじゃありません。

人間は、無意識のうちに、自分の聞きたくないことをスルーするようになっているからです。

なので、力を入れるべきなのは、社員が楽しく働けるような環境をつくり、一生懸命やりたくなるような仕事を任せ、社員の自主性に任せて仕事をさせることです。

社員の自主性に任せるのは不安かもしれませんが、任せることが人を育てるという事実もあります。

任せれば、社員も動き出す

思い切って、任せてみることもとても重要なことだと思います。

実際、任せ上手な上司がいる会社は、社員が活発で、元気に仕事をしています。

時には失敗もあるでしょうが、失敗なら誰でもするものです。

社員の自主性に任せなくても失敗するときは失敗します。

社員の自主性に任せたときに、もし仕事をさぼったり、手を抜いたりするようなら、それは、任せ方がうまくありません。もちろん、その社員にも問題がありますが、任せた仕事の内容がその社員に合っていないとか、その仕事の重要性を理解していないとか、どこかに問題があるはずです。

社員が頑張りたくなる仕事を任せれば、あれこれ気をもまなくても、きちんとやっていくはずです。

任せ上手を目指しましょう!